2008/04/02 (Wed) 華恵「本を読むわたし」

 本を読むわたし

著者の読書記録とそれにまつわる思い出エッセイ。家族や友人のお話。
華恵さんはこれを書いたときには確か中学生だったのではないかな。
この文章力はすごい。描写力と言うか。
使い古された慣用句を頼らず、自分の言葉で自分の感じたことを、
ちゃんと書き出している。すごいと思う。
hanae「小学生日記」のときにも驚いたが、
決してまぐれではなかったのだな。文才、ってやつなのだな。

楽しい嬉しい話ばかりではなく、いやな思い出も書いてある。
でも決して感傷的でなく、愚痴っぽくなく、淡々と記述するように。
本当にちゃんと頭が良い、賢い人なのだろうなと想像した。
周りの人たちとの交流もほこっと暖かい。
他人の気持ちを理解すること、思いやることができる人でもあるのだな。
そのうえ美人ってところが素晴らしい。嫌味じゃなく可愛い。

著者が大人になって、どんな文章を書くのか楽しみだ。
恋をしたりもするはずだ。どんなこと書くのかな。
著者に触発されて、重松清さんの本を読み始めたところ。

少女の読書記録とエッセイの本★★★

小学生日記小学生日記
(2003/12)
hanae

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2008/04/02 (Wed) 藤原新也「なにも願わない手を合わせる」

なにも願わない手を合わせる (文春文庫)なにも願わない手を合わせる (文春文庫)
(2006/10)
藤原 新也

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兄の死の為に発った四国巡礼の旅をはじめ、
友人知人の死とその思い出にまつわる土地について書かれたエッセイ。

いつか近くの人が亡くなることがあったら
読み直すかもしれない。写真がきれい。
相変わらず正しい真面目な文章を書く人だなと
思いながら読んだ。

旅と土地と人の死の本★★★

 

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2008/04/01 (Tue) 清水義範「わが子に教える作文教室」

わが子に教える作文教室 (講談社現代新書)わが子に教える作文教室 (講談社現代新書)
(2005/10/19)
清水 義範

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こどもに作文の楽しさを教える方法について書かれた本。
著者は実際に長年こどもの作文指導をしていたとか。
こんなブログなんかでちょっと文章を書いたりしているから、
何か参考になるかな、と思って読んでみた。

作文に道徳指導は必要無い、に同意。
そうそう好きなこと書きたいのだ。
ちょっとネガティブなことを書きたいときもあるのだ。
こどもだって普通の子なら、本当にヤバいタブーは破らない。
作文は必ずしも文学的である必要は無い、に同意。
「心の動きを書くのがうまい子、物語をうまく作る子、観察文がうまい子、
事実を新聞記事のように書くのがうまい子、宣伝コピーのようなものがうまい子」
人にはそれぞれ得意分野があるのだ。
どう思ったか感じたか、心の動きを書きなさい、って
人に言われるのってイヤかも。それが苦手なら尚更。
などなど、色々面白いことが書かれてあった。

読みながら、そう言えば私は作文嫌いじゃなかったな〜と思い出した。
出されたテーマについて考えたり思ったりすること、好きだったかも。
「どう思う?」ってアンケートみたいなものだよな、と気楽に考えていた。

現在ふたつのブログを書いているが、
ちょっといい子ちゃんな感じで書いているかも、と思った。
本当に悪い言葉って書けないものだ。良心・罪悪感云々もあるが、
なんか言霊的に悪い言葉ってあまり使いたくないんだよな。
なんて最後に言い訳。

原稿用紙縦書きの作文を久しぶりに書いてみたくなっちゃう本★★★

 

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2008/03/31 (Mon) 高橋みどり「伝言レシピ」

クウネルの本 伝言レシピ (クウネルの本)クウネルの本 伝言レシピ (クウネルの本)
(2006/03/20)
高橋 みどり

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著者が友人から教わった料理のレシピ集。
見てるだけで楽しい本だ。
複数の人のレシピが掲載されているので、偏りが無いのも良い。
身近ないつもの野菜を使ったレシピが多いのも良い。
複雑じゃない家庭料理が多いのも良い。台所に立ってすぐ作れちゃいそう。

高橋みどりさんの写真を見るといつも、可愛い人だなあと思う。
化粧気のない顔に眼鏡をかけて、気持ちの良いショートカットで、
シンプルな服を着て、にこにこ笑ってる。
信頼するお友達に得意料理のレシピを教えてもらうって楽しそうだ。
その料理に対する情熱も素敵だが、
教えてくれる友達が沢山いるってのが、また素敵。いい人そう。

結局料理は作らないまま図書館に返却しなければならないが、
この本一冊持っててもいいな。買っちゃおうかな。
黒ごまごはんとか美味そう。タコネギとか豆乳湯豆腐とか作りたい。

作りたくなっちゃう料理の本★★★

 

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2008/03/27 (Thu) 銀色夏生「テレビの中で光るもの」

テレビの中で光るものテレビの中で光るもの
(2007/11)
銀色 夏生

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テレビで見る芸能人についてのあれこれ感想が語られている。

著者のエッセイ本は好きだ。面白いと思う。クールで現実的だ。
これらを読むと、著者の写真や詩の作品群は甘く感傷的なのではなく、
頑固なくらいに研ぎ澄まされているのだな、ということが分かる気がする。
「つれづれノート」もとても面白く読んでいた。

この本でも世論に惑わされず、人そのものを自分の目で見て、
思ったことを上手に言葉で書いている。
皆が褒めちぎる人や番組の、なんだかおかしな部分とかを、
ちゃんと指摘しているところが好き。
「そうそう感じていた違和感はそれなの!」と思わず同意したり。
勿論意見が違う場合もあるのだが、
でも痒いところに手が届く感じで、読んでて気持ちいい。
正直さが清々しい。きっと来るであろう反感も分かっていて、
それでも書き切っちゃっているところがかっこいい。
次のエッセイもとても楽しみ。

正直な芸能人エッセイの本★★★

川のむこう つれづれノート(14) (角川文庫)川のむこう つれづれノート(14) (角川文庫)
(2005/06/25)
銀色 夏生

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2008/03/19 (Wed) 高山なおみ「記憶のスパイス」

記憶のスパイス記憶のスパイス
(2006/09)
高山 なおみ、齋藤 圭吾 他

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アジアの旅の思い出と、それにまつわる料理とレシピが紹介されている。

写真の多い本だなと思ったが、意外にも読み応えがあった。
私もアジアをよく旅していたから、色々と思い出して共感したり、
また同じ場所でも選ぶ食べ物って違うんだなと思ったり。
旅先の食事を再現できるのは、さすが料理研究家ならでは。
さすがかつての「諸国空想料理店」のシェフだなぁ。
日本を含むアジアの料理ばかり載っているから、馴染みやすい。
インスタントラーメンを使ったレシピなんかも載せちゃうところが
著者の素敵なところだと思う。
こういうものだって、日常食べちゃいます、って正直なところ。
ヘルシーに偏りすぎた食事は味気ないこともある。

高山なおみさんの本はついつい読んでしまう。
多分すごく近くに住むご近所さんだから。
新鮮な良い食材が豊富とはけっして言えない東京の片隅でも、
簡単で美味しい料理を楽しむことができるよ、って教えてくれるようで心強い。
煮卵が作りたくなった。豚バラ肉も買ってくれば良かったな。

旅とごはんの本★★★

 

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2008/03/14 (Fri) ラーメンズ「微妙ハンター」

微妙ハンター微妙ハンター
(2003/03)
ラーメンズ

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ぴあ関西版に連載していたもの、初のエッセイ集らしい。

以前周りの皆が面白いと絶賛していたラーメンズ。
私はコントや舞台を見たことが無く、興味深かったので読んでみた。
…期待していたよりも面白くはなかった。
なんだかテーマの「微妙」にこだわり過ぎていて、
縛られてしまっている感じ。勿体ない。
やはり生で見なくちゃ面白さは分からないんだろうな。
そのうちDVDでも借りて見てみよう、ラーメンズ。

追記:「微妙ハンター」は絶版で、
    市場では定価の5倍以上で取引されていると知る。
    定価の4分の一でオークションに出品した私ったら…。
    上手く行けばいいのだが。

「微妙」に関する本★★


キム兄の感じキム兄の感じ
(2006/07/20)
木村 祐一

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お笑いの人の本で、最近木村祐一の本も読んだ。こちらはすごく面白かった。
ひねって、突っ込んで、さらにもう一歩。痒いところに手が届く感じ。
Hanakoで連載していたらしいが、そうそう、女子相手にはこのくらいでなくちゃ。
漂うやさしさ感とか兄貴感が、また女子的にはヒット。
美味しいもの料理好きなのも良し。
こんな人がパートナーだったら、なんか楽しくて心強そうだよなぁと思う。
えみり、やったなぁ、とまた思う。

鋭いやさしさユーモアの本★★★

 

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2008/03/09 (Sun) 川上弘美「東京日記 卵一個ぶんのお祝い」

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。東京日記 卵一個ぶんのお祝い。
(2005/09)
門馬 則雄、川上 弘美 他

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嘘がちょっと入り混じるような短い日々の日記。

なんだか疲れてぼけっとしたい時に、たまに読む本。
日々の小さなことが描かれていて、それが何やら可笑しかったりする。
小さなことを可笑しがる心がいいと思う。
でもやっぱり著者の文章は、演出過剰に思えて、
あまり好きではないなと再確認した。
呑気にだらだら、でも馬鹿じゃないの、って感じが。

それでも2巻は読みたいと思ってしまう。
早く古本で出回ればいいのに。定価では私は買わない。

ユーモアのある日記の本★★★

東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))
(2007/11/17)
川上 弘美

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2008/02/22 (Fri) 吉本隆明・糸井重里「悪人正機」

悪人正機 (新潮文庫)悪人正機 (新潮文庫)
(2004/11)
吉本 隆明、糸井 重里 他

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糸井重里さんが聞き手にまわり、吉本隆明さんが
「生きる」「友だち」「挫折」「殺意」「仕事」「物書き」etc
色々なテーマについて語ってくれている。

「共同幻想論」他、著者の本は手に取っても殆ど読みこなした事がないのだが、
この本は語り口調なので、私にも易しく読む事ができた。
色々と、は〜なるほどねと思うところがあった。
新鮮だったのは、
仕事において大切なのは理想の上司よりむしろ建物なんじゃないか、
というところ。あぁそうかも。環境でどうにかなることってある。
スターリンをよく聴いていたというところにも、びっくり。
「自己評価よりも下のことをやるべきだ」という話も繰り返ししていた。
これは実感して理解はできないのだが、
面白いので心に留めておこうと思った。そういう考え方があるのだなと。

悪人正機」って何だ?と思ったら、浄土真宗の言葉らしい。
「阿弥陀仏が本当に救いたいのは悪人であり…」云々。
この言葉については追って勉強しよう。
こんな言葉をタイトルにするところが、すごい。
そしてこれについて、本文中で何も語っていないところが、またすごい。

惜しむらくは糸井氏の解説が、吉本氏の文頭にあるところ。
語りを聞いてから、糸井氏の考え方を聞きたかったな。
ちょうど今「ほぼ日」でも吉本氏が再登場しているので、
良い時期に読めたなあ。

色々考えてきた一人のおじいさんの面白いお話の本★★★

 

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2008/02/12 (Tue) 村上春樹・和田誠「村上ソングス」

村上ソングズ村上ソングズ
(2007/12)
村上 春樹、和田 誠 他

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村上春樹・和田誠の二人による歌の訳詩&エッセイ。
ジャズナンバーが多いかな。

新刊で即座に購入したのになかなか読む機会がなかった。
やっと読めた。読み出したらすらすらと、すぐに読めてしまった。
最近音楽にはとんと疎く、
思い出せない曲、知ってるはずの曲、全く知らない曲、ばかりだったけれど
すごく面白く読めた。エッセイは勿論だけど、訳詩も興味深かった。
そして和田誠さんのイラストがとても素敵だった。
改めて、素晴らしいイラストレーターさんだなあと実感。
村上春樹さんは褒め上手。
こんな風に紹介されたら、聞きたくなっちゃう。図書館でCD借りてこようかな。

音楽に疎くても楽しめる、素敵な歌の本★★★

 

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うたうたい

Author:うたうたい
3月生まれ魚座B型。
読み散らかした本たちを
ここに記録していきます。
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星★★★★★にて採点。
日常を綴った表ブログも
書いています。
よかったら覗いてみてください。
にじいろのへびのモノがたり

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