![]() | 神谷美恵子日記 (角川文庫) 神谷 美恵子 (2002/01) 角川書店 この商品の詳細を見る |
精神科医神谷美恵子女史の日記。
25才から65才までの私的な日記を抜粋したもの。
崇高な精神を持った人だった。理想が高く真面目で努力家。美しい心。
時代や家庭環境の影響も多大にあるのだろうが、それにしてもすごい。
医師としての社会的な使命と書くことへの強い欲求の間で、
常に真剣だった。
自分の人生が随分とやわなものに見えてしまいそうだ。
解説の中で柳田邦男氏が彼女の「生きがい」について書いていたが、
私はこの日記の中で、女性として心が変化していく様を面白く読んだ。
理想高く頑なな処女の頃から、恋をし結婚をして、柔らかな心を持ち、
子供が生まれ成長し、再び自分の仕事に戻っていく経過。
同性として興味深く読んだ。
病に侵され、高い理想に悩みながらも、夫と二人の子供を持ち、
65才まで生きた彼女は、やはり幸せだったのではないかなと思う。
こんな人生を生きた女性がいたと知ると、身が引き締まる思い。
著書「生きがいについて」も読んでみようと思う。みすず書房の。
ある女性の「真摯な魂の記録」の本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
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