![]() | 走ることについて語るときに僕の語ること 村上 春樹 (2007/10/12) 文藝春秋 この商品の詳細を見る |
活字欲に経済力が追いつかず、図書館古本屋利用者の私だが、
村上春樹さんはちゃんと新刊定価で購入する作家さんの一人。
すごく好き。この本も初版が売り切れる前にと焦って買った。
想像していた以上に、すごく密度の濃い本だった。
村上春樹さんの、とてもリアルに近い声を聞いたような気がする。
ファンとして、読んで良かったと心から思えた。
私自身の「走ること」について少し考えてみたが、
走り続けたことは、多分最高で4〜5kmくらい。学生時代の持久走だ。
42.195kmすら信じられないし、
ましてやウルトラマラソン100kmなんて考えられない。
だから彼が文章で語っていることは、
多分全て理解できていないのだと思う。
私よりもリアルに共感して読んでいる人がいるのだろうと思う。
身体を限界近くまで使ったことのある人たち。
それでも、村上春樹さんの文章は何故こんなにしっくりくるのだろう。
頷きながら考えながら、そして面白く(重要!)読んだ。
ん〜上手く言えないや。ファン心理が邪魔をして。
写真に撮られた村上春樹さんの身体には
とてもきれいな筋肉が付いていて、
単純に「走るっていいな」と思った。
頭でっかちでない、鍛えた身体と基盤のある生活を前提として
書かれた文章だから、安心して読むことができる。
素晴らしいことだ。こういうのって案外少ないのではないかな。
個人的なのに、ごくまっとうな面白い良い本★★★★
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