![]() | ぼんさいじいさま (2004/05) 木葉井 悦子 商品詳細を見る |
桜の時期が終わってしまわないうちに、大好きな絵本の話をひとつ。
木葉井悦子さんの「ぼんさいじいさま」。
枝垂れ桜の盆栽が満開になった日、現れたひいらぎ少年とじいさまのお話。
素晴らしすぎて、読むたび涙がにじむ。
木葉井さんの絵本はいつもエネルギッシュな生命力に満ち溢れているが、
この絵本は静かでやさしい生命でいっぱいだ。
鳥も動物も草も花も、小さなものまで愛されて描かれている。
生きている、ことが伝わってくる。
大人になってから出会った絵本の中で、
私にとってとても大切なものとなったのは2冊。
ユリー・シュルヴィッツの「よあけ」と、この「ぼんさいじいさま」だ。
「よあけ」が始まりの話なら、「ぼんさいじいさま」は終わりの話だ。
両方ともそれぞれが、私にとっての理想形だ。
どちらもぱらっとめくれば一分くらいで読めてしまう絵本だ。
短いお話だから、尚更に究極だ。
読むと心が静かになる。美しく生きようと思う。
書きながら、木葉井さんの名前が亡き祖母と同じだということに気が付いた。
ひいらぎ少年が登場するが、
可愛い甥っ子の名前にも「柊」の字が使われていることを思い出した。
こんなささやかな二つの偶然だが、何かの縁だろうと思う。
この絵本はきっとずっと好きだと思う。
とても大切な、最高の絵本★★★★★
![]() | よあけ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本) (1977/06) ユリー・シュルヴィッツ、瀬田 貞二 他 商品詳細を見る |
いつつぼし | trackback(0) | comment(0) |
<<酒井順子「女子と鉄道」 | TOP | 坂東眞砂子「南洋の島語り」>>
comment
trackback
trackback_url
http://utautaitaiutautai.blog120.fc2.com/tb.php/130-c5430801
| TOP |













