![]() | クラバート (1980/01) オトフリート=プロイスラー、ヘルベルト=ホルツィング 他 商品詳細を見る |
10年以上も読まずに本棚に置きっ放しだった本。
なんだかすごく「物語」が読みたくなって、やっと手に取り読み終えた。
1971年に発表されたドイツの児童文学ファンタジー。魔法学校の話。
面白く、印象深かった。だがすんごく暗かった。
同じ魔法学校とは言え、ハリー・ポッターなんかとは全然違う。
ハリポタはわくわくドキドキ、スリルと謎とアクション、ゲームにパーティ。
まるでRPGのようで、現代のこどもたちに受け入れられる理由がよく分かったが。
「クラバート」にあるのは、「労働」だった。
そして厳しい上下関係と、掟ルールと、容赦の無い死、があった。暗い。
児童文学とは言え、現代の日本のこどもたちには
なかなか受け入れにくいのではないか、と想像した。
大人になって働くようになったから、
私には理解しながら面白く思いながら読むことができたが。
そして大人だから、悪役の親方を、完全な悪役には思えなかった。
後で解説を読んで、
「大どろぼうホッツェンプロッツ」と同じ作者だと知って大層驚いた。
あちらも久しぶりに読み返してみようと思う。
私は偕成社文庫版で読んだが、最後に
「『クラバート』の舞台となった地方」の地図が掲載されていた。
こういうのってとても良い。児童文学なら尚更良いなと思った。
そして「クラバート」の表紙は超かっこいい。
労働と掟と死のファンタジー、魔法学校の本★★★★
よつぼし | trackback(0) | comment(0) |
<<プロイスラー「大どろぼうホッツェンプロッツ」 | TOP | 高山なおみ「記憶のスパイス」>>
comment
trackback
trackback_url
http://utautaitaiutautai.blog120.fc2.com/tb.php/118-edc67ae9
| TOP |














