2008・04
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2008/04/28 (Mon) 入江喜和「杯気分!肴姫」

杯気分!肴姫 杯気分!肴姫(1)

もう15年も前に描かれたマンガ。
小料理屋の女将さんと、彼女をめぐる下町の人々のお話。
グルメマンガが好きでよく読むが、
これは酒と美味しそうな旬の肴がたくさん出てきて、中でもお気に入り。
美味しい酒の場っていいよな、って思い出す。飲みに行きたくなる。

著者は女性の微妙な心の機微を描くのが本当に上手いなぁと思う。いつも。
皆にやさしくしたくて、結果ちょっとズルい行動になっちゃったり、
徐々に心が溶けていったり、ほだされていったり、そういうの。
じんとくる。共感しちゃう。おんなごころ。
女将さんと板さんとワイルドなお医者の先生と志ん生モデルのお父ちゃんと、
その他沢山登場する人物も魅力的。
下町人情がベースだが、ヤワなお涙ちょうだいではないところがすごく良い。

昔から大好きなマンガのひとつ。今回読み返してみても古臭くなかった。
著者の方には是非マンガを描き続けて欲しいなぁ。この人の世界すごく好き。

 

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2008/04/27 (Sun) ユンクヴィスト「せんをたどっていえのなかへ」

せんをたどって いえのなかへ (講談社の翻訳絵本)せんをたどって いえのなかへ (講談社の翻訳絵本)
(2008/03/04)
L. ユンクヴィスト

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最近の新刊の中でみつけたかわいい絵本。
台所の冷蔵庫、地下室の工具箱、寝室の洋服箪笥、
洗面所の棚の中、子ども部屋のおもちゃ箱、屋根裏部屋の宝探し。
1本の線を辿っていくと、お家の中にある沢山のモノたちにめぐりあう。
色もカラフルですごく可愛い絵本。
ずらり並んだ羅列が楽しい、モノ好きには嬉しい絵本。
1巻では舞台は街だったけれど、私はこの2巻の方が好きだったな。

モノ好きにうれしいモノたちの絵本★★★★

せんをたどって (講談社の翻訳絵本)せんをたどって (講談社の翻訳絵本)
(2007/10/26)
L. ユンクヴィスト

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2008/04/20 (Sun) ヘレン・バンナーマン「ちびくろ・さんぼ3」

ちびくろ・さんぼ3ちびくろ・さんぼ3
(2008/04/10)
こじま よしみ

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大好きなちびくろさんぼの第3巻が出ているのを発見。嬉しくて早速読んでみた。

すごく面白かった。お世辞じゃなく、ほんとに。
1巻はおなじみのトラのバターのお話で、2巻は双子の妹が出てくるお話で、
この3巻はさんぼが一人でちょっと冒険するお話。
どこが面白かったか書きたいところだが、
話の短い絵本では全てネタばれとなってしまうので、我慢。
読んでみてのお楽しみにどうぞ。

ちびくろさんぼの何が楽しいって、美味しそうなものが出てくるところだ。
1巻がホットケーキとバターなら、3巻ではアレとアレだ。またも甘いモノ♪

今回気付いたのは、1巻ではフランク・ドビアスが挿絵を描いているが、
続巻では別の日本人の作家さんが描いているということ。
但し、原作は同じ、ヘレン・バンナーマン。へ〜。

大好きなちびくろさんぼのことは、
表ブログに色々書いているので、宜しかったらどうぞ。
これを機会に絵本についても色々書いていくことにしようかな、と思った。
せっかく絵本に関わる仕事をしていることだし。
というわけで絵本カテゴリ追加。

 

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2008/04/17 (Thu) 武田百合子「犬が星見た」

犬が星見た―ロシア旅行 (1979年)犬が星見た―ロシア旅行 (1979年)
(1979/02)
武田 百合子

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著者の1ヶ月余のロシア紀行文。武田泰淳氏・竹内好氏同行。
船に乗って、列車に乗って、飛行機に乗って、
色々なものを食べたり、土地の人と話したり、買い物したり。

とてもとても大好きな本。2年に一度くらい、読み返す。
「富士日記」もそうだが、文が人を表すなら、著者は本当に素敵だと思う。
野蛮を感じるほど自由で、愛が溢れている。
でも下品じゃない。生まれ持った資質が上品なのだろうなと想像する。
気高い美しい魂、と言ったら言い過ぎか。
本当に「犬が星見た」ような日記だ。純粋なそのまんまの目線。

感動もユーモアもマイナスな感情も、過剰じゃないのに、よく伝わってくる。
思ったことを率直に書いてある。だからすごく面白い。
同行の老人たちに対する愛が、深い。
それはただ優しいとか親切とかマメとか、そんな分かりやすい事ではなくて、
いつもちゃんと見ている、感じ。受け入れている、感じ。
銭高老人という一風変わった人物が登場するが、
そのおかしさを、愛とユーモアで受け入れているところが素敵。
だから読者にとっても、彼銭高老人がとても魅力的な人物に見えてくるのだ。

あぁ何を言っても言葉足らず。
好きな本について書くのは難しい。陳腐な言葉ばかり思い付いてしまう。
また色々思い出したら、書き足そう。
とりあえず、すごく素敵な本と言っておく。しかも面白い本だ。
読むと自由になる。愛やユーモアを思い出す。

大好きな本、きれいな純粋な魂の本★★★★★

 

いつつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/17 (Thu) 紡木たく「マイガーデナー」

マイガーデナーマイガーデナー
(2007/12/07)
紡木 たく

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学生時代著者のマンガが好きで、よく読んでは泣いていた。
特に「ホットロード」。湘南江ノ島ヤンキー暮らしに憧れつつ。
端に書かれた小さな一言が沁みて、すごいと思った。
「マイガーデナー」は久しぶりに出た新作とのことだが、
その繊細な世界は今でも健在。

女の子と家族と犬と男の子のお話。
傷ついたり傷つけたり、そんなのはどこにでもあることで、
だからこそ心に沁みる。

相変わらず、絵も綺麗だった。
少年少女や大人たち、派手に喜怒哀楽を表しているわけではないのに、
感情がすごく伝わってくる。微妙な曖昧な表情に共感する。
山や海や町や通りや、光や緑が、とてもきれい。空気が伝わるよう。
こんな場所あったなって思い出させてくれるような絵。
文章の多い絵本のようなマンガだが、あまり文字で書きすぎない方が、
著者の世界は上手く描かれるんじゃないのかな、とちょっと思った。
とにかく、久しぶりに堪能した紡木たく世界。

何かを思い出すような、やさしくて切ない本★★★

 

マンガ好き | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/16 (Wed) 池田暁子「片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術」

片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術
(2007/04)
池田 暁子

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本屋で平積みになっていた時から気になっていた本。
片づけしなきゃと思い、自分を触発させるため、やっと買って(但し古本)読んだ。

著者の部屋のあまりの汚部屋っぷりに、
「私はそれほどじゃない」と安心&油断しそうになったが、
とりあえず片づけのきっかけにはなったみたい。
床が見えないほどの汚部屋に住んでる人には、役立つ本かも。
片づけ初心者向き。お片づけ初歩。

捨てる!スッキリ生活捨てる!スッキリ生活
(2005/11)
辰巳 渚

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そしてもう一冊ついでに読んでみたのがこちらの本。
こちらの方が私には有効だった。
そう、なぜ片付かないのかと言ったら、捨てられないからなのだ。
「捨てちゃえ!」って思える言葉が欲しかったのだ。
古くなった、使わなくなった、洋服・書類・本・生活用品…etc、
もう捨てていいよと言ってくれる。ちゃんとその気になれた。

と言うわけで今日の私は朝から
不要品をゴミとみなし、ばんばん捨てにかかっている。
ホルモン的にも片づけたい時期なので、ちょうどいい。
ちょっと捨ててみただけで、いきなりすっきりした。
気持ちよく、ストレス解消にもなって、良いみたい。

きれいな能率的な部屋に住むぞとお片づけしたくなる本★★★

 

みつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/12 (Sat) ありがとうございます

ランキング3位

本日fc2ブログランキング3位に入っておりました。
ランキングにはさほどこだわっていなかったのですが、
画面が表示されているのを見たら、やはりなかなか嬉しかったのです。
ボタンをぽちと押してくれた方、ありがとうございました。
読んでくれた方にも感謝です。ありがとうございました。

このブログは、時間に余裕がある時や気が向いた時に書いています。
読んだ本の全てについて書いているわけではありません。
読んだ本のうちの1〜2割くらいは書いていると思います。
すごく面白かったのに、すごく好きだったのに、記述しなかった本もあります。
いつかそれらについて書けたらいいなと思います。また気が向いたら。

星の採点基準は、単なる私の好き嫌いです。
★★★★★すごく好き。大事。もしかしたら宝物。
★★★★ 結構好き。何度も読み返しちゃうだろうな。作者贔屓もあり。
★★★  普通。まあ面白かったかな。
★★   残念。期待してたより面白くなかった。または作者が嫌い。
★    つまらなかった。読まなくてよかった。
こんな具合なので、本自体の良し悪しや優劣には関係がありません。
個人的嗜好と偏見がたっぷりだと思います。
紹介文というよりは感想文なんです。

このブログの他に、日常を綴った表ブログを書いています。
本当に好きだった本や、音楽・映画・美術などについては、
そちらに書いていることが多いので、
ご興味がありましたら、是非ちょっと覗いてみてください。
表ブログ:にじいろのへびのモノがたり

ちなみに「うたうたいたいうたうたい」のブログタイトルですが、
ちょっとかわいい言葉だなと思って気軽に付けました。早口言葉?
ボーカリストとかではありません。歌うのが好きな普通の人です。

ええと、読んでくださった方、ありがとうございました。

 

ここの場所 | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/12 (Sat) 大橋歩「家で食べるごはんが一番アルネのかんたん料理」

相変わらず古本屋に立ち寄ったりしている。
予想外に散財してしまって、自分でもイヤ。本買って嬉しいんだけど。

 大橋歩「家で食べるごはんが一番アルネのかんたん料理」

800円也。大橋歩さんのエッセイを読むと、
結構キツい人だよなと思うのだけれど、やっぱりそのセンスは好き。
絵と文字も好き。ついつい買ってしまう。
このレシピ本すごく良さそう。
料理の過程が細かく一コマずつ写真で掲載されている。
それでいて文章はシンプル。
やっぱり作り方って写真で見た方が分かりやすい。
簡単な家庭料理のメニューが多いから、
料理上手な人には物足りないかもしれないが、
私にはこのくらいでちょうどいい。
ついでに隣にあったキッチン道具の本も買ってしまう。700円也。

 別冊アルネ【Arne】うちで使ってるキッチン道具:大橋 歩

その他、よしながふみや内田春菊の新しいマンガや、
お掃除の本、春のファッション雑誌など購入。計12点、計3200円也。
今日はこんなに本にお金を使うつもりじゃなかったのになあ。

 

古本屋にて | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/09 (Wed) 酒井順子「女子と鉄道」

女子と鉄道女子と鉄道
(2006/11/21)
酒井 順子

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「鉄ちゃん」って何のことだか、いまいちぴんと来なかったのだが、
この本を読んだらよく分かった。鉄道を愛する女子のエッセイ。

鉄道好きの気持ちは全くと言っていいほど分からない。
特別な車両に乗ったり、写真を撮って嬉しがる気持ち。
勿論たまに旅に出るときに乗ったりすれば楽しいのだが、それよりも
駅へ出向く一手間とか、階段昇り降りの面倒とかを強く感じてしまう。
でもこの本読んだら、あぁ楽しいかもなって思えた。

かつての東京ステーションホテルに泊まりたかったな、ってつくづく思った。
そのホームが見えるお部屋というのに泊まってみたかった。
ホテルは現在改築休業中、再開は2011年らしい。
再開したら是非行ってみたい。
東京在住だけど、あえて泊まっちゃう、そんな贅沢してみたい。

「負け犬の遠吠え」を読んだ時は大した感想も無かったのだが、
著者の作品、やっぱり面白いかも、と思った。
さすが売れているだけはあるのだな。エッセイとして面白いんだな。
他の本も読んでみようと思った。

鉄道を愛する女子の本★★★

 

みつぼし | trackback(0) | comment(2) |


2008/04/07 (Mon) 木葉井悦子「ぼんさいじいさま」&ユリー・シュルヴィッツ「よあけ」

ぼんさいじいさまぼんさいじいさま
(2004/05)
木葉井 悦子

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桜の時期が終わってしまわないうちに、大好きな絵本の話をひとつ。

木葉井悦子さんの「ぼんさいじいさま」。
枝垂れ桜の盆栽が満開になった日、現れたひいらぎ少年とじいさまのお話。
素晴らしすぎて、読むたび涙がにじむ。
木葉井さんの絵本はいつもエネルギッシュな生命力に満ち溢れているが、
この絵本は静かでやさしい生命でいっぱいだ。
鳥も動物も草も花も、小さなものまで愛されて描かれている。
生きている、ことが伝わってくる。

大人になってから出会った絵本の中で、
私にとってとても大切なものとなったのは2冊。
ユリー・シュルヴィッツの「よあけ」と、この「ぼんさいじいさま」だ。
「よあけ」が始まりの話なら、「ぼんさいじいさま」は終わりの話だ。
両方ともそれぞれが、私にとっての理想形だ。
どちらもぱらっとめくれば一分くらいで読めてしまう絵本だ。
短いお話だから、尚更に究極だ。
読むと心が静かになる。美しく生きようと思う。

書きながら、木葉井さんの名前が亡き祖母と同じだということに気が付いた。
ひいらぎ少年が登場するが、
可愛い甥っ子の名前にも「柊」の字が使われていることを思い出した。
こんなささやかな二つの偶然だが、何かの縁だろうと思う。
この絵本はきっとずっと好きだと思う。

とても大切な、最高の絵本★★★★★

よあけ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)よあけ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
(1977/06)
ユリー・シュルヴィッツ、瀬田 貞二 他

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いつつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/03 (Thu) 坂東眞砂子「南洋の島語り」

南洋の島語り―タヒチからの手紙南洋の島語り―タヒチからの手紙
(2006/07)
坂東 眞砂子

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著者の南洋タヒチでの暮らしの記録。

タヒチは憧れの土地だったから、海の写真に惹かれて、読んでみた。
フルーツが鈴なりで、真夏のラフな格好で過ごす、
自然に囲まれた暮らしがとても羨ましかった。野蛮な部分があっても。
読みながら、タヒチの人たちの性格はちょっと自分と似てるかも、と思った。
怠け者でちゃらんぽらんで、約束を苦痛に感じるところとか。
同じモンゴロイドだからな、なんか繋がってるところがあるのかも。

終盤近くになって、坂東眞砂子さんと岩井志麻子さんとを
全く勘違いして読んでいる自分に気が付いた。
あれ、もっとはちゃめちゃでハレンチな人じゃなかったっけな〜と思ったのだ。
坂東眞砂子さんってどんな人だっけ?と調べていたら、
数年前「子猫殺し」の件でメディアを騒がせた人だと知った。
色々とネット上の著者に対する糾弾を読んでいたら、気分が悪くなってきた。
ネット上での吊るし上げは怖い。
というわけで、本とは関係無いが、読後感悪し。

フランス領ポリネシア・タヒチでの暮らしの記録の本★★

 

ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/02 (Wed) 華恵「本を読むわたし」

 本を読むわたし

著者の読書記録とそれにまつわる思い出エッセイ。家族や友人のお話。
華恵さんはこれを書いたときには確か中学生だったのではないかな。
この文章力はすごい。描写力と言うか。
使い古された慣用句を頼らず、自分の言葉で自分の感じたことを、
ちゃんと書き出している。すごいと思う。
hanae「小学生日記」のときにも驚いたが、
決してまぐれではなかったのだな。文才、ってやつなのだな。

楽しい嬉しい話ばかりではなく、いやな思い出も書いてある。
でも決して感傷的でなく、愚痴っぽくなく、淡々と記述するように。
本当にちゃんと頭が良い、賢い人なのだろうなと想像した。
周りの人たちとの交流もほこっと暖かい。
他人の気持ちを理解すること、思いやることができる人でもあるのだな。
そのうえ美人ってところが素晴らしい。嫌味じゃなく可愛い。

著者が大人になって、どんな文章を書くのか楽しみだ。
恋をしたりもするはずだ。どんなこと書くのかな。
著者に触発されて、重松清さんの本を読み始めたところ。

少女の読書記録とエッセイの本★★★

小学生日記小学生日記
(2003/12)
hanae

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みつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/02 (Wed) 藤原新也「なにも願わない手を合わせる」

なにも願わない手を合わせる (文春文庫)なにも願わない手を合わせる (文春文庫)
(2006/10)
藤原 新也

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兄の死の為に発った四国巡礼の旅をはじめ、
友人知人の死とその思い出にまつわる土地について書かれたエッセイ。

いつか近くの人が亡くなることがあったら
読み直すかもしれない。写真がきれい。
相変わらず正しい真面目な文章を書く人だなと
思いながら読んだ。

旅と土地と人の死の本★★★

 

みつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/01 (Tue) 清水義範「わが子に教える作文教室」

わが子に教える作文教室 (講談社現代新書)わが子に教える作文教室 (講談社現代新書)
(2005/10/19)
清水 義範

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こどもに作文の楽しさを教える方法について書かれた本。
著者は実際に長年こどもの作文指導をしていたとか。
こんなブログなんかでちょっと文章を書いたりしているから、
何か参考になるかな、と思って読んでみた。

作文に道徳指導は必要無い、に同意。
そうそう好きなこと書きたいのだ。
ちょっとネガティブなことを書きたいときもあるのだ。
こどもだって普通の子なら、本当にヤバいタブーは破らない。
作文は必ずしも文学的である必要は無い、に同意。
「心の動きを書くのがうまい子、物語をうまく作る子、観察文がうまい子、
事実を新聞記事のように書くのがうまい子、宣伝コピーのようなものがうまい子」
人にはそれぞれ得意分野があるのだ。
どう思ったか感じたか、心の動きを書きなさい、って
人に言われるのってイヤかも。それが苦手なら尚更。
などなど、色々面白いことが書かれてあった。

読みながら、そう言えば私は作文嫌いじゃなかったな〜と思い出した。
出されたテーマについて考えたり思ったりすること、好きだったかも。
「どう思う?」ってアンケートみたいなものだよな、と気楽に考えていた。

現在ふたつのブログを書いているが、
ちょっといい子ちゃんな感じで書いているかも、と思った。
本当に悪い言葉って書けないものだ。良心・罪悪感云々もあるが、
なんか言霊的に悪い言葉ってあまり使いたくないんだよな。
なんて最後に言い訳。

原稿用紙縦書きの作文を久しぶりに書いてみたくなっちゃう本★★★

 

みつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/04/01 (Tue) 西原理恵子「いけちゃんとぼく」

いけちゃんとぼくいけちゃんとぼく
(2006/09/01)
西原 理恵子

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絵本のような大判のマンガ。男の子と彼だけにしか見えないともだちの話。

泣いた。酔っ払って読んでたけど、ぼろぼろ泣いた。
著者はどうしてこんなにも切ない言葉が書けるんだろう。心に響く。
人が死んだりする話じゃなくて、お涙ちょうだいものではなくて、
人が生きている中で出会う小さな切ないことを、
ちゃんと捉えて描いているのがすごい。
あの話も好きだったな。「ぼくんち」。

「すきだとかならずかえってこられるの」。だったらいいな。
私もいつか最後に短い恋をするかもしれないな。
この作品は鴨ちゃんが亡くなる前の作品、だったと思う。
だからこんなにやさしくて、研ぎ澄まされたお話なのかも。

男の子と愛の本★★★

ぼくんち (ビッグコミックス)ぼくんち (ビッグコミックス)
(2003/04)
西原 理恵子

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プロフィール

うたうたい

Author:うたうたい
3月生まれ魚座B型。
読み散らかした本たちを
ここに記録していきます。
お気に入りの度合いは
星★★★★★にて採点。
日常を綴った表ブログも
書いています。
よかったら覗いてみてください。
にじいろのへびのモノがたり

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