![]() | 春になったら苺を摘みに (新潮文庫) (2006/02) 梨木 香歩 商品詳細を見る |
著者初のエッセイ、英国滞在時の人々との交流の記録。
正直言って、著者の作品はあまり好きではない。
なんだかインテリぶってて薀蓄が多くて、いい子ちゃんで、
私にはダメなのだ。それでも何故か手に取ってしまうのは、
絵本や児童書に関わっているから。
読み始めてからも「くそ真面目だなあ」と思って読んでいた。
「須賀敦子さんを目指しているのか?全然力及んでないけど」とも思った。
ユーモアが足りないのだ。読者の傲慢で申し訳ないが。
読み進むうちに、著者は本当に純粋に真面目な人なのだなと感じたが。
自分のことを綴ったエッセイだけに、小説ほど高飛車な感じはしなかった。
内容について言えば、ヨーロッパ文化圏やクウェーカー教徒について、
私にもっと知識があれば、より面白く読めたのだと思う。
それでも大なり小なりある人種差別のことについては興味深く読めた。
あのモンゴメリ女史の、身内びいきと偏狭な差別意識については驚きだった。
アン大好きな日本人は山といるだろうに、女子にとって日本人は
「つり上がった目の、何を考えているかわからない顔」だったそうな。
そういう時代、だったのだな。
タイトルの「いちご」だが、よく見ると「苺」ではないのだ。
くさかんむりに「毎」の「いちご」なのだ。へ〜と思った。
けど、そんなところが苦手なのかも。
英国滞在の記録の本★★
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