![]() | クウネルの本 伝言レシピ (クウネルの本) (2006/03/20) 高橋 みどり 商品詳細を見る |
著者が友人から教わった料理のレシピ集。
見てるだけで楽しい本だ。
複数の人のレシピが掲載されているので、偏りが無いのも良い。
身近ないつもの野菜を使ったレシピが多いのも良い。
複雑じゃない家庭料理が多いのも良い。台所に立ってすぐ作れちゃいそう。
高橋みどりさんの写真を見るといつも、可愛い人だなあと思う。
化粧気のない顔に眼鏡をかけて、気持ちの良いショートカットで、
シンプルな服を着て、にこにこ笑ってる。
信頼するお友達に得意料理のレシピを教えてもらうって楽しそうだ。
その料理に対する情熱も素敵だが、
教えてくれる友達が沢山いるってのが、また素敵。いい人そう。
結局料理は作らないまま図書館に返却しなければならないが、
この本一冊持っててもいいな。買っちゃおうかな。
黒ごまごはんとか美味そう。タコネギとか豆乳湯豆腐とか作りたい。
作りたくなっちゃう料理の本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 春になったら苺を摘みに (新潮文庫) (2006/02) 梨木 香歩 商品詳細を見る |
著者初のエッセイ、英国滞在時の人々との交流の記録。
正直言って、著者の作品はあまり好きではない。
なんだかインテリぶってて薀蓄が多くて、いい子ちゃんで、
私にはダメなのだ。それでも何故か手に取ってしまうのは、
絵本や児童書に関わっているから。
読み始めてからも「くそ真面目だなあ」と思って読んでいた。
「須賀敦子さんを目指しているのか?全然力及んでないけど」とも思った。
ユーモアが足りないのだ。読者の傲慢で申し訳ないが。
読み進むうちに、著者は本当に純粋に真面目な人なのだなと感じたが。
自分のことを綴ったエッセイだけに、小説ほど高飛車な感じはしなかった。
内容について言えば、ヨーロッパ文化圏やクウェーカー教徒について、
私にもっと知識があれば、より面白く読めたのだと思う。
それでも大なり小なりある人種差別のことについては興味深く読めた。
あのモンゴメリ女史の、身内びいきと偏狭な差別意識については驚きだった。
アン大好きな日本人は山といるだろうに、女子にとって日本人は
「つり上がった目の、何を考えているかわからない顔」だったそうな。
そういう時代、だったのだな。
タイトルの「いちご」だが、よく見ると「苺」ではないのだ。
くさかんむりに「毎」の「いちご」なのだ。へ〜と思った。
けど、そんなところが苦手なのかも。
英国滞在の記録の本★★
ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | テレビの中で光るもの (2007/11) 銀色 夏生 商品詳細を見る |
テレビで見る芸能人についてのあれこれ感想が語られている。
著者のエッセイ本は好きだ。面白いと思う。クールで現実的だ。
これらを読むと、著者の写真や詩の作品群は甘く感傷的なのではなく、
頑固なくらいに研ぎ澄まされているのだな、ということが分かる気がする。
「つれづれノート」もとても面白く読んでいた。
この本でも世論に惑わされず、人そのものを自分の目で見て、
思ったことを上手に言葉で書いている。
皆が褒めちぎる人や番組の、なんだかおかしな部分とかを、
ちゃんと指摘しているところが好き。
「そうそう感じていた違和感はそれなの!」と思わず同意したり。
勿論意見が違う場合もあるのだが、
でも痒いところに手が届く感じで、読んでて気持ちいい。
正直さが清々しい。きっと来るであろう反感も分かっていて、
それでも書き切っちゃっているところがかっこいい。
次のエッセイもとても楽しみ。
正直な芸能人エッセイの本★★★
![]() | 川のむこう つれづれノート(14) (角川文庫) (2005/06/25) 銀色 夏生 商品詳細を見る |

みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | ミムラの絵本日和 (2007/12) ミムラ 商品詳細を見る |
女優ミムラの絵本についてのエッセイ。MOE連載分。
「『ミムラ姉さん』の名前を語るなんて、なんて図々しい。」
と私の周りの絵本好きの間では評判のよろしくない著者。
勿論私も同意。だってムーミン!だってヤンソン!
どんなこと書いているのかと、意地悪な気持ちで読み始めてみた。
読み始めて、あぁ著者はとても明るく素直な人なのだなと理解した。
「ロバのシルベスターはそっくり」とか「ロッタちゃんに似ている」とか、
自分のことを言っちゃうあたり。きっと絵本の主人公たちのように、
明るくまっすぐでちょっとおっちょこちょい、だったりするのだろう。
自分の子供時代を爛漫に語るあたり。
自分大好き感が鼻につくのだが、文章はまともだった。
それにしても「この絵本が好き」って先に言われちゃうと、
なんだか悔しい感じがするのは何故。いつもそうだけど。
女優さんの絵本についての本★★
ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 新宿二丁目のほがらかな人々 (2003/04) 新宿二丁目のほがらかな人々 商品詳細を見る |
![]() | 新宿二丁目のますますほがらかな人々 (2005/08/31) 新宿二丁目のほがらかな人々 商品詳細を見る |
暗い本を読んだ後だったので、明るい本を読んだ。
実は何度も繰り返し読んでいる本。今回なんか2冊まとめて読んだ。
新宿二丁目のおネエさんたちのおしゃべり本。ほぼ日連載。
おネエキャラのおしゃべりはどうしてこうにも面白いんだろう。
きっと普通にそれなりに偏った考え方ではあるのだろうが、
なんだか妙に説得させられてしまうのだ。頷いてしまうのだ。
そしてなかなか為になる。勉強になる。社会勉強。
男性の追及心探究心に女性の鋭さや柔軟さがミックスされて、
いい感じなのだろうな。
そして特殊な世界に住んでいるから倍増面白いのだが、
きっともともと頭の良い人たちなんだろうな、と想像する。
流行に敏感だからこそ、今読むとちょっとネタが古臭い部分もあるのだが、
それでもまた読んじゃう、面白い本。
おネエさんたちの愉快なおしゃべりの本★★★★
よつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 大どろぼうホッツェンプロッツ (1990/05) オトフリート=プロイスラー、中村 浩三 他 商品詳細を見る |
そして続けて読んでみたホッツェンプロッツ。
読むのは初めてだった。本棚に置きっ放しになっていたのだ。
少年ふたりと泥棒と魔法使いと妖精が出てくる、なんというか児童文学の王道。
意外にもホッツェンプロッツの活躍が少なかった。
もっとキャラ立ちしてるのかと思ったけれど。
こどもの頃に読んでいれば、面白く感じたのかもしれない。
「ふたたび…」「三たび…」の続編を読もうか、迷うところ。
こどもが楽しめるであろうわくわく知恵と冒険の本★★
ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | クラバート (1980/01) オトフリート=プロイスラー、ヘルベルト=ホルツィング 他 商品詳細を見る |
10年以上も読まずに本棚に置きっ放しだった本。
なんだかすごく「物語」が読みたくなって、やっと手に取り読み終えた。
1971年に発表されたドイツの児童文学ファンタジー。魔法学校の話。
面白く、印象深かった。だがすんごく暗かった。
同じ魔法学校とは言え、ハリー・ポッターなんかとは全然違う。
ハリポタはわくわくドキドキ、スリルと謎とアクション、ゲームにパーティ。
まるでRPGのようで、現代のこどもたちに受け入れられる理由がよく分かったが。
「クラバート」にあるのは、「労働」だった。
そして厳しい上下関係と、掟ルールと、容赦の無い死、があった。暗い。
児童文学とは言え、現代の日本のこどもたちには
なかなか受け入れにくいのではないか、と想像した。
大人になって働くようになったから、
私には理解しながら面白く思いながら読むことができたが。
そして大人だから、悪役の親方を、完全な悪役には思えなかった。
後で解説を読んで、
「大どろぼうホッツェンプロッツ」と同じ作者だと知って大層驚いた。
あちらも久しぶりに読み返してみようと思う。
私は偕成社文庫版で読んだが、最後に
「『クラバート』の舞台となった地方」の地図が掲載されていた。
こういうのってとても良い。児童文学なら尚更良いなと思った。
そして「クラバート」の表紙は超かっこいい。
労働と掟と死のファンタジー、魔法学校の本★★★★
よつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 記憶のスパイス (2006/09) 高山 なおみ、齋藤 圭吾 他 商品詳細を見る |
アジアの旅の思い出と、それにまつわる料理とレシピが紹介されている。
写真の多い本だなと思ったが、意外にも読み応えがあった。
私もアジアをよく旅していたから、色々と思い出して共感したり、
また同じ場所でも選ぶ食べ物って違うんだなと思ったり。
旅先の食事を再現できるのは、さすが料理研究家ならでは。
さすがかつての「諸国空想料理店」のシェフだなぁ。
日本を含むアジアの料理ばかり載っているから、馴染みやすい。
インスタントラーメンを使ったレシピなんかも載せちゃうところが
著者の素敵なところだと思う。
こういうものだって、日常食べちゃいます、って正直なところ。
ヘルシーに偏りすぎた食事は味気ないこともある。
高山なおみさんの本はついつい読んでしまう。
多分すごく近くに住むご近所さんだから。
新鮮な良い食材が豊富とはけっして言えない東京の片隅でも、
簡単で美味しい料理を楽しむことができるよ、って教えてくれるようで心強い。
煮卵が作りたくなった。豚バラ肉も買ってくれば良かったな。
旅とごはんの本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(2) |
![]() | Monster (18) (ビッグコミックス) (2002/02/28) 浦沢 直樹 商品詳細を見る |
「あ、これまだ読んでなかったな」と弟の本棚から借りて読んでみた。全18巻。
人が死ぬ話はあまり好きじゃない。
殺したり殺されたりは尚更。推理小説も読まないくらいだ。怖いし。
この話の中では、人がばんばん簡単に殺されていく。そういうテーマだから。
でもやっぱり面白かった。先が読めちゃうのに、面白かった。
殺されないでいて欲しかった人が殺された。泣いた。
生き残って欲しかった人が、意外にもちゃんと生き残った。良かった。
次に殺されるのは誰なのか、はらはらしながら読んだ。
あのことがもっと明確に描かれるのかと思ったら、それは無かった。
読みながら、何となく以前読んでいだ「20世紀少年」を思い出した。
重なるモチーフが幾つかあったから。
著者の中のキーワードなのかもしれないな、と想像した。
毎度のことだが、正義はきれいな顔、悪役は汚い顔、ってのが分かり易過ぎ。
作品の完成度の高さはすごいと思うが、もうひとひねり欲しいところ。
面白いんだけどね。続けて「Pluto」を読み返し中。
人間の善と悪と生と死の本★★★
![]() | 20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (2000/01) 浦沢 直樹 商品詳細を見る |
![]() | PLUTO (1) (2004/09/30) 浦沢 直樹、手塚 治虫 他 商品詳細を見る |
マンガ好き | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 微妙ハンター (2003/03) ラーメンズ 商品詳細を見る |
ぴあ関西版に連載していたもの、初のエッセイ集らしい。
以前周りの皆が面白いと絶賛していたラーメンズ。
私はコントや舞台を見たことが無く、興味深かったので読んでみた。
…期待していたよりも面白くはなかった。
なんだかテーマの「微妙」にこだわり過ぎていて、
縛られてしまっている感じ。勿体ない。
やはり生で見なくちゃ面白さは分からないんだろうな。
そのうちDVDでも借りて見てみよう、ラーメンズ。
追記:「微妙ハンター」は絶版で、
市場では定価の5倍以上で取引されていると知る。
定価の4分の一でオークションに出品した私ったら…。
上手く行けばいいのだが。
「微妙」に関する本★★
![]() | キム兄の感じ (2006/07/20) 木村 祐一 商品詳細を見る |
お笑いの人の本で、最近木村祐一の本も読んだ。こちらはすごく面白かった。
ひねって、突っ込んで、さらにもう一歩。痒いところに手が届く感じ。
Hanakoで連載していたらしいが、そうそう、女子相手にはこのくらいでなくちゃ。
漂うやさしさ感とか兄貴感が、また女子的にはヒット。
美味しいもの料理好きなのも良し。
こんな人がパートナーだったら、なんか楽しくて心強そうだよなぁと思う。
えみり、やったなぁ、とまた思う。
鋭いやさしさユーモアの本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。 (2005/09) 門馬 則雄、川上 弘美 他 商品詳細を見る |
嘘がちょっと入り混じるような短い日々の日記。
なんだか疲れてぼけっとしたい時に、たまに読む本。
日々の小さなことが描かれていて、それが何やら可笑しかったりする。
小さなことを可笑しがる心がいいと思う。
でもやっぱり著者の文章は、演出過剰に思えて、
あまり好きではないなと再確認した。
呑気にだらだら、でも馬鹿じゃないの、って感じが。
それでも2巻は読みたいと思ってしまう。
早く古本で出回ればいいのに。定価では私は買わない。
ユーモアのある日記の本★★★
![]() | 東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2)) (2007/11/17) 川上 弘美 商品詳細を見る |
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | ハッピーエンド (KCDX―MEPHISTO COMICS (1519)) (2002/04/05) ジョージ朝倉 商品詳細を見る |
決して裕福でない女の子たちが懸命に生きるお話。泣いたり笑ったり。
著者の作品の中で読み過ごしていた本だった。
古い作品って、洗練されてなくて、読みにくい事が多かったから。
でもこの作品は面白かった。初期のパワーがすごかった。
時々こういう本に会う。
すごく濃い女性同士の関係がある。レズビアンじゃなくて。
気持ちは共感できるのに、私にはこんな存在はいないな、なんて思った。
性的ないじめを受ける男子の場面が、痛かった。
泣いて叫んで、たまに笑うような本★★★

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