![]() | 悪人正機 (新潮文庫) (2004/11) 吉本 隆明、糸井 重里 他 商品詳細を見る |
糸井重里さんが聞き手にまわり、吉本隆明さんが
「生きる」「友だち」「挫折」「殺意」「仕事」「物書き」etc
色々なテーマについて語ってくれている。
「共同幻想論」他、著者の本は手に取っても殆ど読みこなした事がないのだが、
この本は語り口調なので、私にも易しく読む事ができた。
色々と、は〜なるほどねと思うところがあった。
新鮮だったのは、
仕事において大切なのは理想の上司よりむしろ建物なんじゃないか、
というところ。あぁそうかも。環境でどうにかなることってある。
スターリンをよく聴いていたというところにも、びっくり。
「自己評価よりも下のことをやるべきだ」という話も繰り返ししていた。
これは実感して理解はできないのだが、
面白いので心に留めておこうと思った。そういう考え方があるのだなと。
「悪人正機」って何だ?と思ったら、浄土真宗の言葉らしい。
「阿弥陀仏が本当に救いたいのは悪人であり…」云々。
この言葉については追って勉強しよう。
こんな言葉をタイトルにするところが、すごい。
そしてこれについて、本文中で何も語っていないところが、またすごい。
惜しむらくは糸井氏の解説が、吉本氏の文頭にあるところ。
語りを聞いてから、糸井氏の考え方を聞きたかったな。
ちょうど今「ほぼ日」でも吉本氏が再登場しているので、
良い時期に読めたなあ。
色々考えてきた一人のおじいさんの面白いお話の本★★★
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