2008・02
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2008/02/22 (Fri) 吉本隆明・糸井重里「悪人正機」

悪人正機 (新潮文庫)悪人正機 (新潮文庫)
(2004/11)
吉本 隆明、糸井 重里 他

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糸井重里さんが聞き手にまわり、吉本隆明さんが
「生きる」「友だち」「挫折」「殺意」「仕事」「物書き」etc
色々なテーマについて語ってくれている。

「共同幻想論」他、著者の本は手に取っても殆ど読みこなした事がないのだが、
この本は語り口調なので、私にも易しく読む事ができた。
色々と、は〜なるほどねと思うところがあった。
新鮮だったのは、
仕事において大切なのは理想の上司よりむしろ建物なんじゃないか、
というところ。あぁそうかも。環境でどうにかなることってある。
スターリンをよく聴いていたというところにも、びっくり。
「自己評価よりも下のことをやるべきだ」という話も繰り返ししていた。
これは実感して理解はできないのだが、
面白いので心に留めておこうと思った。そういう考え方があるのだなと。

悪人正機」って何だ?と思ったら、浄土真宗の言葉らしい。
「阿弥陀仏が本当に救いたいのは悪人であり…」云々。
この言葉については追って勉強しよう。
こんな言葉をタイトルにするところが、すごい。
そしてこれについて、本文中で何も語っていないところが、またすごい。

惜しむらくは糸井氏の解説が、吉本氏の文頭にあるところ。
語りを聞いてから、糸井氏の考え方を聞きたかったな。
ちょうど今「ほぼ日」でも吉本氏が再登場しているので、
良い時期に読めたなあ。

色々考えてきた一人のおじいさんの面白いお話の本★★★

 

みつぼし | trackback(0) | comment(2) |


2008/02/19 (Tue) 武田花「カラスも猫も」

カラスも猫もカラスも猫も
(1995/04)
武田 花

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武田百合子さんの本を1年に一度くらい読む。
武田花さんの本を4年に一度くらい読む。
そんな訳で久しぶりに手に取ってみた著者の本。

2世の作家さん(特に女性)の本は、つい警戒して読んでしまうのだが、
著者の本はやっぱり面白かった。日常の風景を描いたエッセイ。
特別奇妙な人物や出来事が登場してくるわけでもなく、
普通にちょっと変だったり、滑稽だったり、愛があったりする。

百合子さんの文章とやはり似ているところがあるなと感じるのは、
やはり同じ家庭で暮らしていたから、
使う語彙や選ぶ言葉が同じだったんだろうな、と想像した。
著者の文の方が、ちょっと現代的で、若い分だけ青く甘くゆるい感じ。
百合子さんは、もうちょっと野放図で野蛮で凛として高貴な感じだ。
こんな風に比較されるのは、著者にとっては嫌なことかもしれないけど。

さびれた放っておかれたような写真が沢山掲載されている。
それらは廃墟というほど、インパクトの強いものではない。
彼女にはこんなものが目にとまるのだな。なんか不思議だ。
女性は華やかなキレイなものに注目しがちなのに。

著者の本は読んでいて楽ちんだ。心地良い。ペースが合うのかもしれない。
連れと一緒にぶらりと旅に出て、その場のラブホテルなんか泊まっちゃう、
そんなゆるさ。
自分の滑稽さ、他者の滑稽さに、愛があるところも好き。ユーモアってことかな。

ゆるさと滑稽さがだらりと心地良い本★★★★

 

よつぼし | trackback(0) | comment(2) |


2008/02/19 (Tue) 三浦しをん「桃色トワイライト」

桃色トワイライト桃色トワイライト
(2005/08/06)
三浦 しをん

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著者の本はあまり読んだことがない。これで2冊目か。
なんだかひどく疲れていて、真面目な本や難解な本は読みたくなくて、
そんな時に借りてみた。気軽に読めるエッセイ集。

あ〜なるほどね。ちゃんとしたおたくっぷりに感心した。
表紙だって松苗あけみでピンク。微妙に漂う「イマドキ」でない感じ。
こういうだらだらした世界が、気持ちいい時もある。
著者の本は、図書館に行くと、
結構借りられてしまっていて棚に無いんだよな。
でも彼女の本を読み続けたていたら…、
なんだかモテなくなりそうだ…自分に甘んじてしまいそうで怖い。

だらだらした世界がある意味気持ちいい本★★

 

ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/02/12 (Tue) 村上春樹・和田誠「村上ソングス」

村上ソングズ村上ソングズ
(2007/12)
村上 春樹、和田 誠 他

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村上春樹・和田誠の二人による歌の訳詩&エッセイ。
ジャズナンバーが多いかな。

新刊で即座に購入したのになかなか読む機会がなかった。
やっと読めた。読み出したらすらすらと、すぐに読めてしまった。
最近音楽にはとんと疎く、
思い出せない曲、知ってるはずの曲、全く知らない曲、ばかりだったけれど
すごく面白く読めた。エッセイは勿論だけど、訳詩も興味深かった。
そして和田誠さんのイラストがとても素敵だった。
改めて、素晴らしいイラストレーターさんだなあと実感。
村上春樹さんは褒め上手。
こんな風に紹介されたら、聞きたくなっちゃう。図書館でCD借りてこようかな。

音楽に疎くても楽しめる、素敵な歌の本★★★

 

みつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/02/11 (Mon) かわかみじゅんこ「みどり姫」

みどり姫 (Feelコミックス) (Feelコミックス)みどり姫 (Feelコミックス) (Feelコミックス)
(2008/01/21)
かわかみ じゅんこ

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軽薄と水色軽薄と水色
(2007/12)
かわかみ じゅんこ

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かわかみじゅんこさんのマンガがすごく好き。
今描いている女性マンガ家の中でいちばん好きかも。
新刊の「みどり姫」と「軽薄と水色」を大事に読んだ。ううう、面白くて可愛かった。
前者は比較的最近の作品、後者は初期の頃の作品も入ってた。
タイトルの「みどり姫」は素敵なお話だった。変な女の子のお話。でも可愛い。
初期の作品とかは、主人公とかギャルなのに、
身体つきとかちゃんとぷくぷくしていて可愛いんだよね。
あえてきゃーきゃーしない感じとか、好きだから憎まれ口とか、
女の子のリアルな心の動きもよく描かれてる。よく分かる。
今回良かった言葉は
「…あたしがいついい子ぶった?」「悪い子ぶるのもおんなじ!!」

好きだから沢山書いちゃうので、続きは追記にて→

マンガ好き | trackback(0) | comment(0) |


2008/02/09 (Sat) 黒柳徹子「小さいときから考えてきたこと」

小さいときから考えてきたこと (新潮文庫)小さいときから考えてきたこと (新潮文庫)
(2004/06)
黒柳 徹子

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年明けに「窓ぎわのトットちゃん」を再読して、再感動したので、
今更ながらこちらも読んでみた。
「トットちゃん」以来、20年振りに出版された本とのこと。

この方がユニセフ親善大使だということは、とても良かったことだと心から思う。
難しくないやさしい言葉で、世界のこどもたちの状況を伝えてくれる。
栄養が行き届いた食事を取り、ちゃんとした教育を受けている、
いわゆる先進国のこどもは、世界の中で13%しかいないそうだ。
勿論日本のこどもたちもこの中に含まれている。
この本ではアフガニスタンのタリバン政権のことまで、
ニューヨークの同時多発テロの直後のことまでが書かれているが、
今現在だってこどもたちの状況はそう変わらないだろう。
これからニュースを見るたび、画面には映っていないこどもたちの姿を
ちゃんとイメージすることができる。

読んでいる中で、とても好きな箇所があった。
「今の子どもだって、習慣がないだけで、もし、テレビゲームだの、
そういったものがなくて、本を読んだら、きっと私と同じように、
チェーホフの手紙を気に入ると思う。
子どもは、そういうものを、神様から、
ちゃんと貰って生まれて来ているのだから。」

そしてこの本自体も、
やさしい言葉で書かれていて、ちゃんとルビもふってあるのだ。
難解でない。こどもにだって読める本だ。
大切なことをやさしい言葉で伝えてくれるって、素晴らしいことだ。
沢山の人が読んでみるといいと、思う。

世界のこどものことを思う本★★★

 

みつぼし | trackback(0) | comment(0) |


2008/02/07 (Thu) 瀬尾まいこ「天国はまだ遠く」

天国はまだ遠く天国はまだ遠く
(2004/06/23)
瀬尾 まいこ

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「天国」がまさかそのまんまを表しているとは思わなかった。
自殺志願者の女の子のお話。

面白かった。すらすらと読んでしまった。
暗い表情をしている人はさらなる不幸を呼ぶものだから、
きっと現実にはこんなにうまい機会に恵まれることは中々ないだろうが、
でも困難を感じている人が、
こんな風に新しい道をみつけることができたらいいなと思う。
まずはそこから逃げ出すことが結構大事かも。新しい道の入り口かも。

生活苦による自殺志願者に対しては、まだ何も言えないけれど、
教室とか会社とか狭い社会で苦しんで
追い込まれてしまった若い人には、
世界はちゃんとすごく広いんだよ、って言ってあげたいと思っている。
いろんな人がいろんなやり方で生きていて、
自分に合う場所や受け入れてくれる場所があるんだよ、
ちゃんと何処かに、なんてね。
その一つの方法を、この本は見せてくれているかも。

読んだ誰かが救われるかもしれない本★★★

 

みつぼし | trackback(0) | comment(2) |


2008/02/07 (Thu) 那須正幹・西村繁男「ぼくらの地図旅行」

昨日の収穫。古本屋2軒にて。

ぼくらの地図旅行 (福音館のかがくのほん)ぼくらの地図旅行 (福音館のかがくのほん)
(1989/01)
西村 繁男、那須 正幹 他

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105円也。この値段で見つけたときは嬉しかった。西村繁男さん大好き。

END&(エンドアンド)END&(エンドアンド)
(2006/10/19)
鈴木 志保

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105円也。これも大好きなマンガ。状態も良いのにこの値段なんて!
雑誌でよんですごく衝撃的だった「チルダイ」が収録されている。
すごく、いいお話なんだ。太陽と雨とコドモと女の話。

その他小説エッセイマンガ等、計19点、1945円也。


アメリカ・インディアンアメリカ・インディアン
(1995/11)
デヴィッド マードック

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800円也。そう言えば先日、こちらも買ったんだった。
「ビジュアル博物館」のシリーズはとても好き。
写真がいっぱい載ってて楽しいの。
各巻のタイトルも良い感じ。「海賊」とか「スパイ」とか「砂漠」とかも欲しい!

 

古本屋にて | trackback(0) | comment(0) |


2008/02/03 (Sun) 森雅之「夜と薔薇」

夜と薔薇―森雅之自選作品集夜と薔薇―森雅之自選作品集
(2003/01)
森 雅之

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気分の良い時に読もうと思って、とっておきにしていた漫画。
雪景色の今夜、乳白色のお風呂に浸かりながら読んだ。

初期の作品集だったけれど、これはこれで良かった。
賛美歌を歌う小さな伝道師たちのお話と、
車に轢かれて死んじゃった男の話が良かった。
詳しくは表ブログに書いたので、宜しければどうぞ。

ちょっときれいな気持ちになっちゃう漫画★★★★

 

マンガ好き | trackback(0) | comment(0) |


2008/02/03 (Sun) マンガ

やっぱりマンガ大好き。
祖母・母と三代続いたマンガ好き。
いちばん最初に買ったマンガは「ドラえもん」の17巻だった。5歳の頃だ。

ドラえもん (17)ドラえもん (17)
(1979/07)
藤子・F・不二雄

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と言うわけで、本とは別にマンガのカテゴリを追加&整理。
結構沢山書いちゃうかもなぁ。

 

マンガ好き | trackback(0) | comment(0) |


2008/02/03 (Sun) 川上弘美「ざらざら」

ざらざらざらざら
(2006/07/20)
川上 弘美

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雑誌クウネルに掲載されていた短編集。

面白く読んでいたのだが、思い返すとあまり何も残っていない。
酔っ払って読んでいたからかも。
だって酔っ払って読むのにちょうど良かったんだもの。
日常の、ちょっと変てこりんな短編集で。
まぁそのうち読み返すでしょう。

華やかな美人が主人公だったり、胸の大きな美人が登場したりして、
著者の作品には珍しいなと思った。
新鮮で面白かった。書けるんだなぁやっぱり。プロだもんなぁ。

酔っ払ってよんでも心地よい本★★★

 

みつぼし | trackback(0) | comment(0) |


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うたうたい

Author:うたうたい
3月生まれ魚座B型。
読み散らかした本たちを
ここに記録していきます。
お気に入りの度合いは
星★★★★★にて採点。
日常を綴った表ブログも
書いています。
よかったら覗いてみてください。
にじいろのへびのモノがたり

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