![]() | ピンク・ローズ・スウィート (エーテー・アートブック) 蜷川 実花 (2006/12/12) 河出書房新社 この商品の詳細を見る |
なんて綺麗なタイトル。世界のあちらこちらを撮った写真集。
確かに写真は綺麗。色鮮やかな世界。
でも数々の賞を受けた著者だが、
彼女の写真が特別に優れたものであるというのがよく分からない。
芸術の分からない私なのかな。
残念ながら特に感動する一枚もなかった。
本という形態が悪いのかもな。
見開きページで写真が分断されてしまっているから。
読んだ日の気分と合わなかったってのもあるんだろう。
色鮮やかな写真の本★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 建てて、いい? 中島 たい子 (2007/04/06) 講談社 この商品の詳細を見る |
四十を前にした独身女性が自分の家を建てるお話。
漢方・PMSに続き、一軒家。
なんとも独身女性の関心を惹くテーマだと思う。面白く読んだ。
大手企業の建売住宅を買うのではなく、
縁あった土地に自分の好きな形の家を建てる、ということが新鮮だった。
こういうのってほんとだよな、いいな、と思った。
ふやふや曖昧な部分がありながらも、全体的に明るい雰囲気なのが
著者の小説のいいところだと思う。基本的に楽天的な感じ。
自分だけのお家を建ててみたくなっちゃう本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | ルル・オン・ザ・ブリッジ ポール・オースター (1998/10) 新潮社 この商品の詳細を見る |
同名映画の脚本。
ん〜映画を見てから読めば、きっともっと面白かったのだろうな。
脚本を読んだだけでは、随分と薄っぺらい物語だった。
短い脚本だけでは読み取れない色々があるのだと思う。
キーワードのひとつである「ルル」を私が知らなかったこともある。
「ルル」についての記述は、最後の最後の頁にやっとあった。とほほ。
でも後半の制作者たちのインタビューは興味深かった。
彼らの言葉を聞いて、その努力と情熱を思い、映画も見たくなった。
映画「ルル・オン・ザ・ブリッジ」を見たくなる本★★
追記
ポール・オースターの本を読むのは、これで3冊目。
「ムーン・パレス」は素晴らしく面白かったな。あの本は星4つ。
![]() | ムーン・パレス (新潮文庫) ポール・オースター、柴田 元幸 他 (1997/09) 新潮社 この商品の詳細を見る |
ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | がんばれ自炊くん! (文芸シリーズ) ほぼ日刊イトイ新聞 (2001/09) 角川書店 この商品の詳細を見る |
ほぼ日連載の一人暮らしのための料理レシピ集。
分類はパスタ・キャベツ・鍋・フライパン・みそ汁・米・缶詰。
面白かった。全部読んだ。でも読みにくい。
本が分厚くて字が小さくて、それも見えにくいピンク色。
サイトで人気のあったコーナーなんだろうけれど。
レシピも簡単ではないものが結構多い。日常的でない調味料とか。
料理をする人にとっては簡単、くらいのレベルだ。
「セイシュンの食卓」より全然高度。
でも読み終わって、なんか料理したくなったのは事実。
久しぶりにちゃんと出汁を取ってみそ汁なんか作っちゃった。
今度キャベツカレーも作ってみたい、と思わせられた。
ちょこっと料理しちゃおうかなと思ってしまう本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 街角花だより (アクションコミックス) こうの 史代 (2007/03/12) 双葉社 この商品の詳細を見る |
こちらも疲れた夜に読んだ。またまた心が緩んだ。
小さなお花屋さんのお話。
ちょっととぼけた眼鏡の店長さんと勝気な美人さん、二人の女性が働いている。
季節の花のことが物語に絡ませて描かれていて、
読んでいて可愛い気持ちになる。
二人が水仙の咲く土手で、メロディーにのせて、中華料理屋の
出前のチラシを読み上げる場面が好き。
こうの史代さんは戦争の哀しい漫画で有名になったけれど、
こうしたほのぼのした日常を描いた物語の方が好き。
甘いだけじゃないところも好き。「長い道」もすごく良かったな。
のんきな気持ちになる本★★★
![]() | 長い道 こうの 史代 (2005/07/28) 双葉社 この商品の詳細を見る |
マンガ好き | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 耳の散歩 森 雅之 (1998/05) 朝日ソノラマ この商品の詳細を見る |
疲れた夜に読み直してみた漫画。心が緩んだ。
星や花や美味しい飲み物や果物や、そんなものたちについて
描かれた彼の漫画は大好きだ。
宮澤賢治や稲垣足穂に通じるような、
ロマンチックな自然科学、みたいな。
手をつないだり、キスしたり、そんなことがすごく大事になるような、
小さな恋愛感情も可愛らしい。ときめきだ。
彼の著作、昔の作品ばかり持ってる。また新しいのが欲しくなった。
心が澄む本★★★★★
マンガ好き | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 酔いがさめたら、うちに帰ろう。 鴨志田 穣 (2006/11) スターツ出版 この商品の詳細を見る |
アルコール依存症の著者の閉鎖病棟での入院治療の記録。
一応「この物語はフィクョンです。」と書いてあったが。
西原理恵子さんの漫画で読んで知ったような気がしていたが、
改めて著者の本を読んだのは初めてだった。
文章もしっかりしていて、本としてちゃんと面白かった。
最近中島らも氏のアル中の本(「今夜、すべてのバーで」)を
読み返したばかりだったから、そちらも思い出しながら読んだ。
アル中の人の心は、時に随分と剥き出しの研ぎ澄まされたところに
戻ってしまうものなのだなと思った。個々人の違いかもしれないが。
らも氏の物語は、資料も取り入れ比較的冷静に書かれたものだったが、
こちらは剥き出しで、痛いくらいだった。
生のロシアンルーレットの当たりを見てしまった人生は、
やはりどこか壊れてしまうだろうと思う。
フリーのカメラマンで世界各国をハードに巡り、そして閉鎖病棟、
極端から極端だ。そういうのに引き寄せられてしまう人だったのかな。
文章に、繊細な描写がちらほらと表れ出てる。
沢山のものを見てしまって、
且つ自分が傷つけられてしまうことにも敏感な人だったのだと思う。
生き辛そうだった。泣いた。
アルコール依存症の闘病の本★★★
![]() | 毎日かあさん4 出戻り編 西原理恵子 (2007/07/20) 毎日新聞社 この商品の詳細を見る |
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 神谷美恵子日記 (角川文庫) 神谷 美恵子 (2002/01) 角川書店 この商品の詳細を見る |
精神科医神谷美恵子女史の日記。
25才から65才までの私的な日記を抜粋したもの。
崇高な精神を持った人だった。理想が高く真面目で努力家。美しい心。
時代や家庭環境の影響も多大にあるのだろうが、それにしてもすごい。
医師としての社会的な使命と書くことへの強い欲求の間で、
常に真剣だった。
自分の人生が随分とやわなものに見えてしまいそうだ。
解説の中で柳田邦男氏が彼女の「生きがい」について書いていたが、
私はこの日記の中で、女性として心が変化していく様を面白く読んだ。
理想高く頑なな処女の頃から、恋をし結婚をして、柔らかな心を持ち、
子供が生まれ成長し、再び自分の仕事に戻っていく経過。
同性として興味深く読んだ。
病に侵され、高い理想に悩みながらも、夫と二人の子供を持ち、
65才まで生きた彼女は、やはり幸せだったのではないかなと思う。
こんな人生を生きた女性がいたと知ると、身が引き締まる思い。
著書「生きがいについて」も読んでみようと思う。みすず書房の。
ある女性の「真摯な魂の記録」の本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
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