![]() | 見えない誰かと 瀬尾 まいこ (2006/12) 祥伝社 この商品の詳細を見る |
著者の教師生活のエッセイ。
先生方や生徒たちとの様々な交流が描かれている。
私自身は決して学校が好きではなかった。
嫌だ苦痛だと思うことは多々あった。
「先生」なんて職業、なれないし、なりたくないと思っていた。
でもこの本を読んでいたら、先生も生徒も普通の人なんだよな、
ということがつくづく分かった。
こどもの頃にもうちょっとそれが分かっていれば、
もっと過ごしやすかったかもしれない。
ほのぼのするふれあいの記述の多さは、
瀬尾まいこさんの人柄にもよるんだろうなと想像した。いい人そうだ。
学校生活の色々を思い出す本★★★
追記
これまで学校に関する本で感動したのは、
黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」と
子安美智子さんのシュタイナー学校の本だ。
学校苦手な私でも、こんな学校ならば是非行きたい、
先生にも志願したい、と思ったくらい。
すごく興味深い本だった。愛と自由に溢れた本だった。時々読み返す。
![]() | 窓ぎわのトットちゃん 黒柳 徹子 (2006/10) 講談社 この商品の詳細を見る |
![]() | ミュンヘンの小学生―娘が学んだシュタイナー学校 (中公新書 (416)) 子安 美知子 (1965/12) 中央公論新社 この商品の詳細を見る |
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | エコノミカル・パレス 角田 光代 (2002/10) 講談社 この商品の詳細を見る |
確固としたものを持たない女性のお金と仕事のお話。
主人公は朝から晩まで働いて稼ぐが、
どうも曖昧な正しくないようなお金の使い方をする。
著者は作家として有名で、経済的にも余裕があるだろうと想像するが、
お金や仕事の不安について、リアルに書けるから凄いと思う。
お金の無いこと、存在する場所の無いことって、
怖いことだなと読みながら思った。
自分のいる場所について考えちゃう本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | おかめ日和 (KCデラックス) 入江 喜和 (2007/04/13) 講談社 この商品の詳細を見る |
おでぶな奥さんと神経質色男の旦那さんとの家庭の物語。
入江喜和さんは大好きな漫画家さんの一人。
「肴姫」で出合ってから、「のんちゃん」も「昭和の男」も、
全部好きだった。
喜びやためらいやイライラ、女性の感じる心の機微を
よくこんなにも描けるなぁと思う。登場人物に感情移入したりする。
大抵、人情厚い東京下町が舞台となっている。
私は東京に住んではいるが「江戸っ子」「下町っ子」ではない。
けれど人のベースとなっている喜怒哀楽とか判断基準とかが
まっとうだから、共感しやすいのだと思う。
「おかめ日和」もじっくりゆっくり読んだ。
心がほっこり温かくなった。赤ちゃんが欲しくなっちゃった。
登場する旦那様は奥さんを「カバ」「トド」呼ばわりする
几帳面&神経質な雷親爺タイプ。
すぐ怒る怖い人は苦手なのだけれど、彼はなんだか素敵に見える。
ちょっと愛されて叱られてみたい。色男だからか…?
入江喜和さん、もっと沢山描いてくれればいいのに!
現代でもほっこり暖か人情厚い下町家庭の物語の本★★★★★
![]() | 昭和の男 1 (1) (モーニングKC) 入江 喜和 (2005/01/21) 講談社 この商品の詳細を見る |
のんちゃんのり弁 (第1巻) / 入江 喜和
杯気分肴姫 1 (1) / 入江 喜和
マンガ好き | trackback(0) | comment(0) |
![]() | それからはスープのことばかり考えて暮らした 吉田 篤弘 (2006/08) 暮しの手帖社 この商品の詳細を見る |
装丁が可愛くて、つい手に取ってしまう暮らしの手帖社の本。
こちらは料理エッセイかと思ったら、ちゃんとした物語小説だった。
仕事も恋人も無い男性が美味しいスープを作るお話。
とてもかわいいお話だった。よいお話だった。
著者の本はなんだかかわいこぶっている感じがして
今までどうも読む気がしなかったのだが、中身も充実していた。
物語の中では、でこぼこした普通の人たちが、交じり合いながら、
自分の人生を生きていた。気負わず、自分のペースで。
美味しいサンドイッチが食べたくなった。
おしゃれなやつじゃなくていい。
白いパンの、ふつうの三角形のサンドイッチ。ハム卵キュウリとかの。
美味しいスープを作りたくなった。
寒くなってきたしね、温かいやつ、野菜いっぱい入れて。
美味しいサンドイッチとスープを食べたくなる本★★★★

よつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 本当はちがうんだ日記 穂村 弘 (2005/06) 集英社 この商品の詳細を見る |
時々手に取ってつい読んでしまう穂村弘さんの本。これまた再読。
きちんと仕事もして結婚もして、作家として成り立っていて、
本当はきっとちゃんとした立派な男の人なんだろうと思う。
自分の弱気心とか情けないところをちゃんと自覚して、
ユーモラスに仕立て上げているんだから、すごいと思う。
著書の弱気な文章を読んで、くすす面白いなぁと思う自分は、
なんだか意地悪だし小心者同類なんだなぁと、読みながらいつも思う。
くすすと笑える面白い本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | いろいろ月記 中林 うい (2004/10) PHPエディターズグループ この商品の詳細を見る |
季節のかわいい手作り本。著者はバッグアーティストらしい。
赤い金魚と黒い出目金の手拭いとか、クローバーのスタンプとか可愛かった。
マシュマロで作る雪だるまは、是非真似したい。
手先が器用で繊細な作業ができる人はいいなぁと羨ましくなった。
自然がいっぱいのお家に住んでるのも、いいなぁ。
手作りを楽しむ季節の暮らしの本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 恋愛について、話しました。 岡本 敏子、よしもと ばなな 他 (2005/09) イーストプレス この商品の詳細を見る |
岡本太郎の秘書岡本敏子さんと作家よしもとばななさんの対談。
古本で購入して、久しぶりに再読。
岡本敏子さんの純粋さ素直さに、改めてびっくりする。
自分で「喜びの天才」だと言っていた。
「いい、すごい」と本当に思っちゃうんだそうだ。
こんな風に思われたら、その人のこと好きになっちゃうよな。
私も「いい、すごい」を惜しまないようにしよう。伝えることが大事。
「人生にオチなんて付けなくていい」と言う言葉にちょっと救われた。
そうだよな。瞬間毎日、生きてりゃいいんだよな。
それでもついつい「ハッピーエンド」を求めてしまう私。
変なポジティブシンキングかも。
女らしくと、細々とした小細工をしてしまう日本の女性。
勿論私もその1人。小細工が受けたりするのも事実。
そういう作業が楽しかったりもするんだけどね。
今日も私はばっちり化粧する。すっぴんでなかなか出歩けないのだ。
我ながら小せえなあ!
女性はちょっと勇気付けられるかもしれない本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 三四郎はそれから門を出た 三浦 しをん (2006/07) ポプラ社 この商品の詳細を見る |
著者の本は初めて読んだが面白かった。ぺろっと読めてしまった。
本に関する色々が書かれているこの本。
著者の本オタクぶりに、共感したり安心したりした。
やっぱりプロは本の紹介文が上手だなぁ。
あれもこれもと、色々読んでみたくなった。
私のこのブログとは全然違う。
…って紹介文と言うより感想文として書いてるからいいのだけれど。
気になったのは、ドラえもんの肌触りについての話。
そう言えば…どんななんだろう。
いつも読み流していたが、硬いのかな柔らかいのかな。
口元とか柔らかそうだけど、恐竜とかにも齧られてた気もする。
ひんやり冷たいのではなく、きっと暖かそうってのには同感。
そんな愉快な小ネタが沢山散りばめられた本だった。
色々な本をまた読んでみたくなる本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | りんこ日記 川内 倫子 (2006/07/04) フォイル この商品の詳細を見る |
写真家川内倫子さんの携帯カメラ日記。
携帯で撮った写真に一言日記が添えられている。
写真も文章もシンプルで心地よい。
気分のいい日も悪い日も、そのまま素直に書かれている感じ。
時々よしもとばななさんや高山なおみさんの日記と
リンクするようで、面白い。仲良しなんだな。
「なにか目の前に流れているものがないと、食事って楽しくないよね」
「テレビとか、海、川とか、人の行き交う姿など。」
なんて書かれていて、ほほうと思う。そうかな、そうかも。
日記の類って、その筆者の持つ世界に慣れるとハマる。
2巻も買ってみようかな、と思う。
アーティストの日常をちょっと覗き見ちゃう本★★★
![]() | 日々ごはん 9 (9) 高山 なおみ (2007/05) アノニマ・スタジオ この商品の詳細を見る |
![]() | ついてない日々の面白み―yoshimotobanana.com〈9〉 (新潮文庫) よしもと ばなな (2006/12) 新潮社 この商品の詳細を見る |
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 今夜、すべてのバーで (講談社文庫) 中島 らも (1994/03) 講談社 この商品の詳細を見る |
アル中患者の入院治療の物語。久しぶりに再読。
以前読んだときよりも面白く感じたのは、
私もより健康に気を使う年齢になったからかもしれない。
人は皆何かに依存しているのかなと考える。私は思い当たるところがある。
アル中ではないが、多分あれとあれに「依存」してると思う。
たまに煩わされるが、でも存在は認めてる。
苦しめられるほどの病になっていないのは幸いだ。
物語中に出てくる赤河医師が良かった。無骨で。惚れそう。
巻末のおまけの山田風太郎氏との対談がほのぼのしてて、これもまた良し。
二人とももういない人なんだなと、しみじみ感じた。
お酒も含め、依存には気を付けようと思う本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 江口寿史の正直日記 江口 寿史 (2005/12/17) 河出書房新社 この商品の詳細を見る |
漫画家江口寿史氏の日記。内容は90年代のあたり。
きっとまさに「正直日記」なんだろうなと思いながら読んだ。
怒りとか焦りとか、マイナス感情もちゃんとぶちまけられている。
マンガ描くのって大変だな、有名人って大変だな、と思った。
私もマンガを描くひとだったら、
もっと面白くマンガが読めるのかもしれないとも思った。
当時読んでいた「COMIC CUE」だが、編集日記を読んで
改めて著者陣のラインナップの豪華さに感心した。読み直したくなったぞ。
吉祥寺には本当に沢山の漫画家さんがいるんだな、と再確認。
きっと皆さんとどこかですれ違っているに違いないのだが、
残念ながら気付いたことは殆ど無い。楳図かずおさんくらいだ。
あ、でも西原理恵子さんと古谷三敏さんとはお話したことある。
さすが吉祥寺。ちょっと自慢。
江口寿史…小学生の頃「ストップ!!ひばりくん! 」好きだった。
中学生の頃「なんとかなるでショ!」好きだったと思い出した。
トーマス兄弟とかうしみつ君とか。懐かしい。
HP覗いてみたら、ちょっと面白そうだった。日記今も書いてるみたい。
マンガについて色々思い返す本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | おしゃれTPO おおた うに (2006/09) 大和書房 この商品の詳細を見る |
TPOはTime・Place・Occasion。大事大事。
イラストいっぱいの女の子のお洒落についての本。
著者とは同年代なので、おしゃれの歴史についての記述がよく分かる。
馬鹿みたいなカッコしてた時とか…あったよね、みたいな感じで。
でも彼女の感覚は随分若い。いいなとも思うけれど、
TPOについての考え方も、ちょっと幼い感じがする。
都会のお嬢さんだから、色々許されてきたんだろうなと想像する。
私自身も思い当たる節があるから、尚更。
でもカラフルなイラストを見てると、なんかうきうきする。
ラフなお洋服着たり、可愛いアクセサリー付けたり、遊び心って素敵と思う。
体と顔のギャップで、イラストほど可愛くなれないけれど。
(いいなぁでっかい目で顎が細くてぷっくりした唇の女の子。)
学生時代、サークルの皆で「アロハ・デイ」を催したことを思い出した。
20〜30人で皆でアロハ着て、連れ立って歩いたのだ。
真夏の一日。楽しかったな。どこかに写真が残ってるはず。
TPOと言えば、明日は遠方で友人の結婚式。
大事な友人だから出席するけれど…やっぱり面倒くさい。
あちらの立場や気持ちを考えなきゃいけないもの。フォーマルって苦手だ。
楽しいおしゃれ心がよみがえる本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 旅行者の朝食 (文春文庫) 米原 万里 (2004/10) 文藝春秋 この商品の詳細を見る |
ロシア語通訳である米原万里さんの世界の食べ物エッセイ。
著者の本は初めて読んでみたのだが、とても面白かった。
知識教養に溢れていて、上品で、かつユーモアがあった。
本当に頭の良い女性だったのだろうなと、想像しながら読んだ。
異国についての記述が多く、日常的ではないので、
読んでいてヨダレがでるような食べ物の記述ではないのだが、
それにまつわる薀蓄が色々書かれているので面白かった。
世界の食べ物の在り方を色々想像した。
旅先で出会ったことのある食べ物が登場すると、尚楽しい。
私はトルコの甘いお菓子ロクムを懐かしんだ。個人的な思い出の味。
ちょっとだけ触れられていた二匹の飼い猫の話だが、
名前がそれぞれ「無理」と「道理」だそうだ。かっこよすぎる。
世界の食べ物についての面白い薀蓄の本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | ムサビ日記 -リアルな美大の日常を- 手羽イチロウ (2007/07) 武蔵野美術大学出版局 この商品の詳細を見る |
武蔵野美術大学有志によるブログ日記を書籍化した一冊。
私は自分で選ばなかった道だけに、
美術系の人たちには憧れと嫉妬があり、
ちょっと歪んだ期待感を持ってこの本を手にしたのだが…、
つまらなかった。すごく。びっくりするほど。
意地で読み終えたが、何度途中放棄しようと思ったことか。
文章を職業としない、素人の学生の日記なのだから仕方ないのだが、
面白くなかった。
学生の甘さと美術系の甘さが溢れていて、ちょっとイライラするし。
きっと美術系の大学に在籍している人、卒業した人、入学したい人なら
共感しながら面白く読めるのではないかと思う。
美術系の人なら面白いかもしれない本★
ひとつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 「どこまでOK?」迷ったときのネット著作権ハンドブック 植村 元雄 (2006/01/14) 翔泳社 この商品の詳細を見る |
こんなブログを書いていると、著作権云々がやはり気になる。
写真なんか載せていると特に。
この本、一読しておいて良かったな。
素人にも理解できる普通の文章で書かれているので、
分かりやすかった。
要は常識範囲内で考えれば大丈夫なようだった。悪意なしで。
「ディズニーが著作権に厳しい」というのは本当らしい。
ウォルト・ディズニー本人が、
初期の頃痛い目に遭ったらしいとか書いてあった。なるほど。
著作権について、素人にとっては役立つ本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 杉浦日向子の食・道・楽 杉浦 日向子 (2006/07/22) 新潮社 この商品の詳細を見る |
江戸文化の達人、杉浦日向子さんの最後のエッセイ。
食・酒・病について書かれている。
彼女の達観した目線がとても好き。
勿論頑張って生きていて、それでもきりきりならずに、肩肘張らずに、
こんな風に遊びのある気持ちでいられたらいいなと思う。
勿論漫画も大好き。
十二ヶ月、季節にあわせて紹介された酒器がなんとも素敵に見えた。
病に対して「闘病」ではなく「平癒」で向かう姿勢が良かった。
読み終えて、こころ緩んだ。自分ペースで楽しく生きよう〜と改めて思った。
江戸の心意気が伝わったのかな。
こころ緩まる楽しい本★★★★
よつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 孤高を噛む、ピーマンも噛む 明川 哲也 (2006/11) スリーエーネットワーク この商品の詳細を見る |
「噛む」ことをキーワードに食べ物や仏教について書かれている。
明川哲也氏の別名はドリアン助川。
よく知らないけれど、人生相談の解答者なんてこともやっていたらしい。
道理で、私にはちょっと説教臭く感じられた。
十代の若い子とかが読むといい本かもしれないな。
「ピーマン」とか「干し芋」とか「駅弁」とか「沢庵」とか、
食べ物のセレクションは面白かった。ちょっと新鮮な切り口。
「よく噛む」と消化もよくなって、小顔になって、頭の働きも良くなるって。
そうそう、そうだよな。明日からよく噛んでごはん食べようって思った。
食べること噛むことについて、再確認する本★★★
みつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | たのしい中央線 4 (4) (2007/06) 太田出版 この商品の詳細を見る |
昨日は図書館に行ったのだが、
疲れていたためか馬鹿みたいな本を沢山借りてきてしまった。
自分の心理状態とか体調がよく分かる…そのときの本のセレクション。
これはリアルタイム中央線カルチャーについての雑誌。
結構有名人が執筆しているので、読みやすい。
安彦麻理恵×魚喃キリコの随分勝手なボーイズチェックが興味深かった。
それにしても中央線文化は相変わらずこてこて。
そういう切り口の雑誌だから、より一層そう見えるのだけれど。
私自身吉祥寺を中心に、その中にどっぷりと浸って生きてきたのだが…
必ずしもベストな場所ではないなぁと思う。
気楽に暮らしやすくて、身近に楽しめるものが沢山あって、
有名人なんかも見かけることができて、
勿論大好きな場所なんだけれど。愛はあるんだけれど。
でも憧れの土地は鎌倉湘南…太陽と潮風の文化の中で暮らしてみたい。
なんて、ないものねだりを再確認した次第。
こてこて中央線文化を楽しむ本★★★
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