![]() | 流星ワゴン (講談社文庫) (2005/02) 重松 清 商品詳細を見る |
死に面した父と息子たちのお話。
ちょっとだけファンタジー。でも現実に向き合った話。
私の好きな作家の華恵さんが絶賛していたので、
著者の本を度々手に取っているのだが、読み終えた試しが無かった。
この小説で、初めて完読できた。やっと。
何というか、男の人の小説だなあという感じ。
家庭の見方も男目線。そして常に社会的。
社会でまっとうに働いている男の人が読むと、楽しい本なんだろう。
脇道をふらふらしているような私には、合わなかったみたい。
多分著者の本は全て、私には読みにくいんだろうな。
せっかく人気のある人なのに、嗜好の違いで合わず、残念だ。
良かった点は、死の話なのに暗くないところ。
生きる方向に向かっているところ、かな。
お父さんや息子さん、男の人が読んだら、きっと面白い本★★
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![]() | 絲的メイソウ (2006/07/22) 絲山 秋子 商品詳細を見る |
小説がなかなか面白かったので、エッセイも読んでみた。
意地悪でびっくり。ネガティブと言うか。躁鬱病だったから?
20kg痩せたりとか、なんか大変そうな人だなあと思った。自己主張も激しいし。
面白くないわけじゃない。けど爽やかな気持ちにはならないエッセイ。
くさくさした気持ちの時に読めば、いっそ爽快かも。
こんな癖のある人の作品でも、芥川賞とか直木賞とか取るんだなあ。意外。
恋に落ちた時のバカ浮かれ具合には、全く同感共感。
おはぎと豆乳がとても合う、といういい情報も得た。
いい子ぶらない正直エッセイ★★

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![]() | 南洋の島語り―タヒチからの手紙 (2006/07) 坂東 眞砂子 商品詳細を見る |
著者の南洋タヒチでの暮らしの記録。
タヒチは憧れの土地だったから、海の写真に惹かれて、読んでみた。
フルーツが鈴なりで、真夏のラフな格好で過ごす、
自然に囲まれた暮らしがとても羨ましかった。野蛮な部分があっても。
読みながら、タヒチの人たちの性格はちょっと自分と似てるかも、と思った。
怠け者でちゃらんぽらんで、約束を苦痛に感じるところとか。
同じモンゴロイドだからな、なんか繋がってるところがあるのかも。
終盤近くになって、坂東眞砂子さんと岩井志麻子さんとを
全く勘違いして読んでいる自分に気が付いた。
あれ、もっとはちゃめちゃでハレンチな人じゃなかったっけな〜と思ったのだ。
坂東眞砂子さんってどんな人だっけ?と調べていたら、
数年前「子猫殺し」の件でメディアを騒がせた人だと知った。
色々とネット上の著者に対する糾弾を読んでいたら、気分が悪くなってきた。
ネット上での吊るし上げは怖い。
というわけで、本とは関係無いが、読後感悪し。
フランス領ポリネシア・タヒチでの暮らしの記録の本★★
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![]() | 春になったら苺を摘みに (新潮文庫) (2006/02) 梨木 香歩 商品詳細を見る |
著者初のエッセイ、英国滞在時の人々との交流の記録。
正直言って、著者の作品はあまり好きではない。
なんだかインテリぶってて薀蓄が多くて、いい子ちゃんで、
私にはダメなのだ。それでも何故か手に取ってしまうのは、
絵本や児童書に関わっているから。
読み始めてからも「くそ真面目だなあ」と思って読んでいた。
「須賀敦子さんを目指しているのか?全然力及んでないけど」とも思った。
ユーモアが足りないのだ。読者の傲慢で申し訳ないが。
読み進むうちに、著者は本当に純粋に真面目な人なのだなと感じたが。
自分のことを綴ったエッセイだけに、小説ほど高飛車な感じはしなかった。
内容について言えば、ヨーロッパ文化圏やクウェーカー教徒について、
私にもっと知識があれば、より面白く読めたのだと思う。
それでも大なり小なりある人種差別のことについては興味深く読めた。
あのモンゴメリ女史の、身内びいきと偏狭な差別意識については驚きだった。
アン大好きな日本人は山といるだろうに、女子にとって日本人は
「つり上がった目の、何を考えているかわからない顔」だったそうな。
そういう時代、だったのだな。
タイトルの「いちご」だが、よく見ると「苺」ではないのだ。
くさかんむりに「毎」の「いちご」なのだ。へ〜と思った。
けど、そんなところが苦手なのかも。
英国滞在の記録の本★★
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![]() | ミムラの絵本日和 (2007/12) ミムラ 商品詳細を見る |
女優ミムラの絵本についてのエッセイ。MOE連載分。
「『ミムラ姉さん』の名前を語るなんて、なんて図々しい。」
と私の周りの絵本好きの間では評判のよろしくない著者。
勿論私も同意。だってムーミン!だってヤンソン!
どんなこと書いているのかと、意地悪な気持ちで読み始めてみた。
読み始めて、あぁ著者はとても明るく素直な人なのだなと理解した。
「ロバのシルベスターはそっくり」とか「ロッタちゃんに似ている」とか、
自分のことを言っちゃうあたり。きっと絵本の主人公たちのように、
明るくまっすぐでちょっとおっちょこちょい、だったりするのだろう。
自分の子供時代を爛漫に語るあたり。
自分大好き感が鼻につくのだが、文章はまともだった。
それにしても「この絵本が好き」って先に言われちゃうと、
なんだか悔しい感じがするのは何故。いつもそうだけど。
女優さんの絵本についての本★★
ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 大どろぼうホッツェンプロッツ (1990/05) オトフリート=プロイスラー、中村 浩三 他 商品詳細を見る |
そして続けて読んでみたホッツェンプロッツ。
読むのは初めてだった。本棚に置きっ放しになっていたのだ。
少年ふたりと泥棒と魔法使いと妖精が出てくる、なんというか児童文学の王道。
意外にもホッツェンプロッツの活躍が少なかった。
もっとキャラ立ちしてるのかと思ったけれど。
こどもの頃に読んでいれば、面白く感じたのかもしれない。
「ふたたび…」「三たび…」の続編を読もうか、迷うところ。
こどもが楽しめるであろうわくわく知恵と冒険の本★★
ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 桃色トワイライト (2005/08/06) 三浦 しをん 商品詳細を見る |
著者の本はあまり読んだことがない。これで2冊目か。
なんだかひどく疲れていて、真面目な本や難解な本は読みたくなくて、
そんな時に借りてみた。気軽に読めるエッセイ集。
あ〜なるほどね。ちゃんとしたおたくっぷりに感心した。
表紙だって松苗あけみでピンク。微妙に漂う「イマドキ」でない感じ。
こういうだらだらした世界が、気持ちいい時もある。
著者の本は、図書館に行くと、
結構借りられてしまっていて棚に無いんだよな。
でも彼女の本を読み続けたていたら…、
なんだかモテなくなりそうだ…自分に甘んじてしまいそうで怖い。
だらだらした世界がある意味気持ちいい本★★
ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | 一千一秒の日々 島本 理生 (2005/06/16) マガジンハウス この商品の詳細を見る |
人が連なっていくラブストーリー短編集。
初めて読んでみた著者の本だが、
記憶に残る部分がない。登場人物にも深みが感じられない。
きれいすぎるのかな。私には面白くなかったみたい。残念。
でも著者は何度か芥川賞の候補になっているみたいだし、
他の作品は面白いのかな…。一応読んでみようかな。
やっぱり良いところを見つけ出したい。
ラブストーリーの本★★
ふたつぼし | trackback(0) | comment(0) |
![]() | ルル・オン・ザ・ブリッジ ポール・オースター (1998/10) 新潮社 この商品の詳細を見る |
同名映画の脚本。
ん〜映画を見てから読めば、きっともっと面白かったのだろうな。
脚本を読んだだけでは、随分と薄っぺらい物語だった。
短い脚本だけでは読み取れない色々があるのだと思う。
キーワードのひとつである「ルル」を私が知らなかったこともある。
「ルル」についての記述は、最後の最後の頁にやっとあった。とほほ。
でも後半の制作者たちのインタビューは興味深かった。
彼らの言葉を聞いて、その努力と情熱を思い、映画も見たくなった。
映画「ルル・オン・ザ・ブリッジ」を見たくなる本★★
追記
ポール・オースターの本を読むのは、これで3冊目。
「ムーン・パレス」は素晴らしく面白かったな。あの本は星4つ。
![]() | ムーン・パレス (新潮文庫) ポール・オースター、柴田 元幸 他 (1997/09) 新潮社 この商品の詳細を見る |
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![]() | 緑の性格 チチ松村 (2000/07) 新潮社 この商品の詳細を見る |
「GONTITI」の彼の著書。本棚で見つけて久しぶりに読み返してみた。
「緑の性格」…気張らずに楽しくやろうよ、ってことだろうか。
「茶人=緑人」なんてことも言ってる。
面白いのだが…なんつーか今は、
小学生男子のような爛漫な遊び心に付いていけなかった。
余裕のあるときに読めばもっと楽しめるんだろう。
土や水や木に棲む小さな生物たち、とりわけ虫の話が多いので、
苦手な人は注意が必要。冬虫夏草、とかね。
虫の観察や小動物の飼育が好きな人は楽しめるかもしれない本★★
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