よしもとばなな「どんぐり姉妹」
2011.01.29
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両親を亡くし、二人で暮らす姉妹の物語。これも再生の物語。
どちらかと言えば、内向的な妹と外向的な姉。
読みながら何となく、作者さん本人の姉妹関係を連想した。
ブログ日記「yoshimotobanana.com
いちばん面白いキャラは実のお姉さんだな?と思っていたので、興味深く読んだ。
勿論そっくりそのままのモデルではないだろうが、多少は現実と重なっている部分もあるに違いない。
この小説の中でも、お姉さんのキャラは、弱い部分を持ちつつも力強く個性的で、とても魅力的だった。
きょうだいがいるって、心強いことだよなと、改めて思った。
実際に生きていても、そう思う。年を取るごとに、きょうだいの有難みをより実感する。
個人的に。この本は図書館で借りていたのだが、
私自身が突然緊急の入院となってしまい、病院の中で読み始めることになった。
心を磨り減らして弱ってしまった妹の身体症状が、ちょうど自分と同じだった。
痩せてしまって、腎臓がおかしくなって、水分を取れなくなって、
塩分を制限されて、水をがぶ飲みさせられて。ははは全く同じだ?と、可笑しくなった。
病気は全く嬉しくなかったが、
こういう時にこのタイミングで、この本を読めたのは幸いだったかもしれない。
滅多にあることじゃない。稀な巡り合わせを面白く思った。
本を愛しながら、頑固に静かに孤高に生きるおじいさんの姿が素敵だな、と思った。
それから。
一見無駄に見えるような、普段の他愛のない会話や娯楽の旅が、案外大事なことなんだ、
ってことをまた思い出させてもらった。
ああ、私も旅に出たいな。好きな人と、二人旅、くらいが良い。
知らない土地に行って、きれいなものを見たり、美味しいものを食べたりして、
あ?だこ?だと他愛もないことを気楽にお喋りし合いたいな、と思った。今、そういう時間が欲しい。★★★
よしもとばなな「もしもし下北沢」
2011.01.29
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新聞連載している時に、横目でちらとは見ていたが、
こんな重い話が展開されていたんだ?と、ある意味感心した。一晩で勢いで読んだ。
父を失った母と娘の話。流れる時間と街の話。
読みながら、初期の「キッチン (新潮文庫)」を思い出したりした。なんとなく。
よしもとばななさんの本は、一時期変にスピリチュアルで、ちょっと気持ち悪いな?と思っていたが、
最近また面白く読めるようになった。てか、以前よりも面白くなってきた。
作者さんが母になったこととか、作家としてレベルを上げていることとか、
私自身が成長して受け容れ口が広がったこととか、そんな理由だと思うが。
何にせよ、一冊の本をより深く面白く読めるのは幸い。またそのうち読み返そうっと。★★★
西原理恵子「この世でいちばん大事な「カネ」の話」
2011.01.29
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ずっと読みたいなと思っていた本。やっと読めた。
内容は、金と労働、貧困の話。
今までのマンガに描かれたネタが、全てここにまとめて文章化されているだけなのだが。
ちゃんと生き抜いてきた一人の女性の言葉で、リアル。
勿論個人的な偏りはあるのだが、甘くなく夢見がちでなく、現実的で即物的なところが良い。
こういう本が図書館や学校に置いてあって、
こどもたちが読んで、色々考えることができるのって、すごく良いなと思う。いい時代だなと思う。
鴨ちゃんに対する言葉は、控えめに書かれているが、まっすぐで、いつも心に響く。
お金があれば、大切な人を守ることができる、という言葉に共感。お金って、そのためのものだ。
自分の身体でリアルな世界を見ろ、という言葉にも大賛成。★★★
余談
最近読んだ雑誌「ぴあ」に2頁ばかり西原理恵子さんのインタビューが載っていた。
「実際、我が家は近所でハブられた母ちゃんたちのたまり場なので、
しょっちゅう誰かが一升瓶抱えてベロベロになってます(笑)」
なんてことが書かれていた。うわ?素敵だ?と思った。
そういう場所を提供できる人って滅多にいない。愛がでかい人だよなとつくづく思った。
「シアーズ博士夫妻のマタニティブック」
2011.01.29
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妊娠中のため、読み漁っているマタニティ&育児のエッセイ本。上記の他にも色々。
出版年度が古くとも、著者が芸能人や有名人でも、
妊婦の悩みは同じようなものだな?と思いながら読んでいる。色々共感できるし、ヒントも貰える。
ある程度ベストセラーになった本の方が、やっぱり面白いみたい。
そしてそういう本は、大抵新古書店の105円のコーナーに売ってるので、買いやすくてラッキー。
まだまだ色々読んでみようっと。
![]() | シアーズ博士夫妻のマタニティブック (2003/07/29) ドクター・ウイリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ 他 商品詳細を見る |
「シアーズ博士夫妻のマタニティブック」、これはちょっと良かった。
図書館で借りてきて所々必要な箇所を読んでいるが、自分で買っても良かったな?と思った。
こうるさい日本の医療から離れた場所で書かれているので、楽ちんな感じ。
臨月の章で、「エアロバイクとか漕ぎなさい」みたいに書かれていて、ほっとした。
日本の本では見つからなかった記述だ。
日本だと「安静に」または「一日3時間の散歩を」てな感じで、どうも辛抱努力系だからな?。★★★
小川糸「つるかめ助産院」
2011.01.13
![]() | つるかめ助産院 (2010/12/03) 小川 糸 商品詳細を見る |
すごく好き、ではないけれど、一応チェックしている作家の小川糸さん。
妊娠中の現在、今冬新刊のタイトルを聞いて、これは是非読みたいと思っていた。
運良く古本屋で安く購入できたので、早速読んだ。ぺろっと読んだ。
すごく深く心に残る話だった。たくさんの形の生と死が登場してきた。
憧れるような情景の話だけれど、甘いだけではなかった。
今冬こどもを生む予定だが、まだまだ私の気付いていないことが沢山あったと、教えられた。
生む前に読んで良かったと心から思った。★★★★
熱い感想は別の場所に書いたので、宜しければどうぞ。
ふとAmazonレビューを見てみたら、他の人の評価はそんなに高くなかった。
やっぱり私が妊娠中ということが大きく影響しているのかも。
でも何事も、より深く感じ入ることができた方が、人生お得♪
ついでに、以前途中で挫折した「喋々喃々」も、
もう一度読み直してみよう?と、本日再び図書館から借りてきた。
穂村弘「絶叫委員会」
2011.01.10
志賀浩二「古本屋残酷物語」
2011.01.10
川上弘美「パスタマシーンの幽霊」
2011.01.10
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クウネル連載の短編集。あ、またマガジンハウスだ。
色々な小粒の話を楽しんだのだが…もう内容忘れちゃった。そういう本だ。また読み直そうっと。★★★
村上春樹「村上ラヂオ」
2011.01.10
川上弘美「これでよろしくて?」
2010.12.18
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帯に「川上弘美的ガールズトーク集」と書いてあった。
その通り、女の他愛もないお喋りで物語が展開していく。男の話やら家族の話やら。
個人的に、現在結婚出産を控えて色々迷いや不安を感じている私にとって、
どんぴしゃり!な物語だった。今ちょうどこの本を読むことができて良かった!
登場人物の一人に、4度の結婚を重ねた女性が出てくるのだが、彼女のことを考えて、
「あ、とりあえず1度目の結婚をしてみても良いかもな?」なんて思えた。
入籍することに、大きな戸惑いを感じていたのだ。
結婚しても良いかも、なんて思えるなんて、すごい進展だ。
物語の力ってすごいなあ?と思った。人生に影響、しちゃったかも。
その他色々、女のお喋りに慰められた。「だよね?」なんつって共感する箇所多数。
お喋りする彼女たちが、あまり社会的・世間的な言い方をせず、
きれいごとを語らないところも、良かったのだと思う。やはり川上弘美さんならではの物語だ。
このまま上手く結婚して、姑問題に悩んだりするようになったら、
またこの本を読んで、勇気付けられたりするかもな?なんて思う。
読み終えてから、「女性公論」連載の小説だったと知った。超納得!★★★★





























